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魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
47/64

【風の言玉】

雷→でんでん太鼓→音→音玉

起動条件ー風属性の適性と魔力の性質変化を行なえること。

【風の言玉ことだま


 込めるは言霊ことだま

 一切の欠けなく、

 満たされる器よ。

 狭間に立ち塞がる、

 幾千の壁を越えて、

 彼の者の元へ届け。





〇魔術・魔法の種類

・風属性、伝達型。



〇詩における規則性

・三行構成。

・文字数統一。

・増える文字数。



〇言葉の記号性

・「言玉」は、言葉の玉。

・「満たされる器」は、言葉で満たされているという意味。

・「幾千の壁」は、距離。



〇解釈及び解説

・離れた場所へ声を届ける魔法。

・風属性で作った玉に声を込めて、それを伝えたい者のところへ届ける。

・「玉には伝える相手の魔力を覚えさせる必要がある」、もしくは、「同質の魔力は引き寄せられるという『魔力の引き寄せの法則』が働く」という設定はどうだろうか。

・前に【覚醒拡声ラウドヴォイス】という魔法の詠唱を書いたけれど、あれは無属性だった。「声」という音に魔力を込めて、音の増幅を図ったからだ。けど、今回は風属性で声を届けるという用法なので、属性が異なる。というか、【覚醒拡声】は言葉遊びの面が強かったので、あまり深い設定を考えていない。

・「無属性でもできるのでは?」と思わなくもない。

・手紙みたいな魔法だけれど、使い方によっては攻撃に使えないこともない。大きな音を込めて鼓膜を破裂させるとか……。というか、もとはそういう方向性で詠唱を書こうとしていた。

・玉よりも鳥の方が良いかもしれない。

・今回の詠唱はあまり比喩要素がない。ので、魔法名で遊んだ。

・一行目は、構成一。「言霊」と書くと厳かな感じがするけれど、要は声という音と想い。

・二行目は、構成二の一。玉なので欠けがない。

・三行目は、構成二の二。玉とはつまり、器である。

・四行目は、構成三の一。「立ち塞がる」によって、何だか巨大なもののようだと思わせたかった。まぁ、「距離」は巨大ではないのだけども。

・五行目は、構成三の二。「幾千の壁」も四行目と同様の意図があった。こっちは「距離」というよりも「障害」のように感じるかもしれない。

・六行目は、構成三の三。ちょっと強引にまとめた感がある。文字数で縛らない方が良かったかもしれない。あと、「の」が多いので言いにくい。

・ただの玉ではなく、無駄に金色に染めようかとも考えていた。その場合、魔法名は

【ゴールデン・ボール】。あえての英語、あえてのカタカナ。

・または、某悟空さんの元気玉みたいなものにしようかとも思った。周囲の魔力を集めて相手にぶつける攻撃魔法である。でも、魔法名が【元気玉】だと何だかアレだ。攻撃としては申し分ないけど。


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