表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
43/64

【乖離する仮面】

氷柱落とし→かかと落し→脳天炸裂→爆散→芸術→マイナス思考→モード反転裏コード

起動条件―ちょっとしたいたずら心の発露。


【乖離する仮面】


 かげる日々の憂い、

 泣き止まぬ眠り子、

 太陽と月の錠前。

 操り人形の糸は切れ、

 いつかの徘徊が始まる。

 回顧する歯車、

 輪転する亡霊、

 乱れる葬列者。

 魍魎の哄笑鳴り響き、

 迷い人は混沌に触れる。





〇魔術・魔法の種類

・闇属性、精神誘導型。



〇詩における規則性

・比喩三連プラス一文。



〇言葉の記号性

・「仮面」は、上っ面。

・「翳る日々の憂い」は、精神の均衡が崩れていく状況。

・「泣き止まぬ眠り子」は、不安定な状態。

・「太陽と月の錠前」は、意識を守るもの。

・「操り人形の糸」は、意識を保つためのもの。

・「いつかの徘徊」は、無意識下の行動。

・「回顧する歯車」は、記憶領域へのアクセス。

・「輪転する亡霊」は、前世の誰か。

・「乱れる葬列者」は、不可解な行動。

・「魍魎」は、妖怪。

・「迷い人」は、魔法をかけられる対象。



〇解釈及び解説

・無意識下の言動を引き出す魔法。

・演出は、対象の顔に仮面が生まれた後でカランと外れる。そして、言動がおかしくなる。外れた仮面を顔に戻したら、言動も元に戻る。ごく稀に、戻らなくなる場合もあるかもしれない。

・相手の本音を知りたいときに使えそう。相手が自分の思惑通りに動くわけではないけれども。

・心に闇を抱えている人に使ったら、理性が崩壊して、恐ろしい結果を引き起こすかもしれない。

・今回の詠唱は、適当に思い浮かんだ言葉をつなげた。記号性は後付け。

・魔法名は、決まる前段階では【反転する眼】だった。→黒目を意識下、白目を無意識下。

・「仮面」は、「ペルソナ」と読んでも良い。 <感情に抗うなよ~その足を止めんな~

・一~三行目は、比喩。「翳る」の文字を採用したのは中二ゴコロ。記号性は後付けなので、三行目だけ違和感があるかもしれない。

・四行目は、ひねりが足りない感ある。「操り人形」にスパイスを足してみる必要がある。

・五行目は、「夢遊病」という言葉から「いつかの徘徊」へと変えた。

・六~八行目は、比喩。「歯車」「亡霊」「葬列者」は、暗い感じ。

・九行目の「魍魎」は、どこから出てきたのか私も分からない。助詞を省いたので無理矢理感が出ている。

・十行目の「混沌」は、一周回って普通。使われ過ぎた結果なのかもしれない。

・想定していたものはいたずらレベルだったけれど、結果的に実害が出るレベルになった。


行き詰まると闇属性に偏る傾向がある希ガス。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ