【微睡む大地】
弱点→弱みにつけこむ→漬物→ぬか床→泥化
起動条件―土壌状態の把握。
【微睡む大地】
生命芽吹く地に、
真昼の月は笑み浮かべ、
暗き涙を生み落とし、
境界失くした泥濘に、
数多の太陽沈みゆく。
〇魔術・魔法の種類
・土属性、環境型。
〇詩における規則性
・一文を長くする(泥沼化)。
・助詞省略。
〇言葉の記号性
・「真昼の月」は、微睡みの象徴。
・「暗き涙」は、攻撃の意思。
・「境界」は、硬度。
・「太陽」は、生命。
〇解釈及び解説
・指定した範囲の地面を泥濘に変える魔法。
・効果範囲及び威力は魔力依存。その土地の土属性を操れるなら消費魔力は少なくて済みそう。
・敵の移動を阻害する効果あり。なお、空を飛ぶものについては意味なし。
・地面が硬すぎる場所に使えば、農作業も捗りそう。
・木材には干渉できないけれど、コンクリだったらいけるだろうか。
・魔法の型は、行動阻害とすべきか。でも用途を考えるとそれだけにとどまらないから環境型でいいか。
・魔法名は、そのままより英語読みの方がいいかもしれない。「リトルスリーピングアース」…ちょっと微妙だな…。大雑把すぎる意訳で「スリーピングアース」では…うーん。
・一行目は、範囲指定。「芽吹く」と書くと植物限定のように思えるけれども、「生命」の対象は動物も含まれる(ことにしよう)。
・二行目は、「微笑み」とすべきか。でも、くどすぎる気もする。
・三行目は、「暗き涙」を強引に解釈している気がする。攻撃の意思は良いけれども、涙とは合っていない。
・四~五行目は、浸食感が出ていると(勝手に)思っている。前の行で「月」を出したから、「太陽」も出すべきだろうとか考えていた。
・太陽と言えば、スカラベ。スカラベといえばフン。フンといえば肥料。肥えろよ大地。
・合わせ技で、ゴーレム大量召喚しといて泥濘の中に沈めておけば、敵の行動をさらに阻害できそう。そのまま泥の底で窒息死することもあり得る。
・人が泥の中に沈んでいくGIFを思い出した…。




