【妖精の輪】
事実を捻じ曲げる→虚構→嘘つき→人狼→満月→三日月→新月→真っ暗くらーくら―い→目隠し→神隠し
起動条件―実物を知っていること。魔法陣を描けるだけの魔力を有すること。
【妖精の輪】
彼方彷徨う妖精は、
此方繋ぐ扉持つ。
小さな足で描く円。
狭間揺らす澄んだ歌声。
繋ぐ銀、囁く金。
輝き紡ぎ、四方を望む。
〇魔術・魔法の種類
・時空属性、転移型。
〇詩における規則性
・助詞省略。
〇言葉の記号性
・「彼方」は、遠く離れた場所。向こう側。
・「此方」は、近い場所。こちら側。
・「扉」は、二点間をつなぐもの。
・「円」は、魔法陣。
・「狭間」は、時空の狭間。
・「歌声」は、妖精の詠唱。
・「繋ぐ銀」は、円の色。
・「囁く金」は、歌声。
・「四方」は、転移への道。
〇解釈及び解説
・神出鬼没な妖精が描く魔法陣、それを利用した転移魔法。
・演出は、複数の妖精が踊りながら魔法陣を描く感じで。その際、妖精は歌を歌っている。
・何処につながっているかは未確定。
・転移させられるものは、魔法陣の大きさによる。大きく描けば、それだけ大きなものを転移することができる。
・蠅人間? うっ、頭が…。 百〇人間? うっ、お尻が…。
・どこでもドアは、高度な魔法だった…?
・日本語読みより、【フェアリーリング】の方が良い派?
・一~二行目は、人によっては違和感の塊かもしれない。特に「扉持つ」の部分。
・三~四行目は、妖精が魔法陣を描くさま。四行目の「揺らす澄んだ」は言い辛いかも。
・五行目は、前二行の比喩。
・六行目は、織物みたいな表現にしようかとも考えたけれども、転移場所を指す表現に落ち着いた。
・とある本に、『ピクシーはみんなで輪になって踊るのが大好きだという』と書かれていて、そこから発想を得た。ピクシーに関する小話が意外と面白かった。ピクシーはいつも踊っているので、靴がものすごい勢いで擦り減るらしいですよ。




