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魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
22/64

【腐臭なる実】

・桃太郎→桃→果物→甘い→たまに臭いやつがある→腐臭

・起動条件―若さへの憎悪を知る。


【腐臭なる実】


 忘れ去られた

 完熟果実。

 その身を腐らせ、

 漂う腐臭。

 輝き失い、

 残るは腐敗。

 濁る憎悪よ、

 弾けて消えろ。





〇魔術・魔法の種類

・土属性、行動阻害型。



〇詩における規則性

・一定の文字数。

・詠うように。



〇言葉の記号性

・「腐臭」は、腐った「臭い」。「匂い」にあらず。

・「完熟果実」は、食べごろの果実。つまり、それを過ぎると……。

・「輝き」は、美味しさ。栄光。

・「濁る憎悪」は、募っていく果実の憎しみ。若干の擬人化を感じさせる。



〇解釈及び解説

・見た目は美味しそうだが、中身に腐臭を詰め込んだ風船のような果実を生み出す。

・相手にぶつけて破裂させることで、士気を下げる効果を得る。

・【豊穣の息吹】に合わせて土属性としたけれど、木属性の方が合っているかもしれない。

・型についても、行動阻害よりは攻撃支援の方が良いような…。

・魔法名は、間違っても人名のように唱えてはいけない。「腐臭」で区切らず、「腐臭なる」で一語。

・「果実」は、人に例えることもできる(三行目あたりから、擬人化のにおいが漂う)。

 できるが、深くは掘り下げまい。藪蛇にしかならないのは目に見えている。

・どうにも、詠唱の最後を「消える」で締めようとする傾向にある。

・サイドストーリーで、「若さに嫉妬した女性を身内に抱える男性が、新しく開発した魔法」というのを思いついた。

・男性は、その女性に正気に戻ってほしかったのかもしれない。

・その後、二人がどうなったかは私も知らない。


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