表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
16/64

【万物静動】

雷→そういえば体の制御も微弱な電気信号がどうとか…→極めれば、人より早く動ける?→まるで時間の流れがそこだけ違うみたいに→時間拡張

万物静動ばんぶつせいどう


 遠き彼方の鐘が鳴る。

 降りゆく白の緩慢さで。

 進む針に、しばしのいとまを。 

 ただ今だけは、まばたきよめ。

 間延びする声、遠ざかる足音。

 律動刻む歯車は、幻惑に溺れた。





〇魔術・魔法の種類

・時属性、拡張型。



〇詩における規則性

・歌うように。

・文字数が徐々に増える。



〇言葉の記号性

・「鐘」は、時を告げるもの。

・「降りゆく白」は、雪。

・「進む針」は、時を刻むもの。

・「間延びする声、遠ざかる足音」は、生物が生み出す無生物。

・「律動刻む歯車」は、時の歯車。時計が一番近い印象を持つ。

・「幻惑」は、魔法的な惑わし。



〇解釈及び解説

・身体能力を引き上げるのではなく、個人の時間の流れを引き延ばすという魔法。

・魔法名は、「万物が静かに動くように、個人の時間もゆっくりと流れる」という解釈。

・使用者によっては、一分が一時間にもなる場合がある。これを応用し、精神を壊す方法も考えられる。参考は、某死神漫画のザエルアポロさん。

・拡張型は、空間属性にもある。

・「楽しい時間は過ぎるのが早い」に似ている。あれは、意図せずそうなってしまうもので、今回の魔法は、意図的に「過ぎるのが遅く」なる。

・四行目の「瞬き」は、まばたきの方が言いやすいかな、と思って。

・五行目は四行目に「瞬き」が出て、人の要素が生まれたので付け加えてみた(本当は四行目までで良いかなと思っていた)。

・六行目は感覚で書いた。「幻惑に溺れた」は、「魔法的な惑わしによって、時の歯車が律動を狂わせた」というような解釈。

・段々と文字数が増えていくことにより、詠唱に費やす時間も増えていき、それが、「時間の流れを引き延ばす」意につながる(と考えた)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ