【精巧緻密な発明王の手】
爆裂→四散→バラバラ→集めて再形成→土をこねくり回すのは楽しい→模型でも作ってみよう
【精巧緻密な発明王の手】
無から有は生み出せない。
されど、
有限変化は現世の領域。
切って削って外して繋げて、
想像幻想、型を模倣するモノ。
望まれた形を生み出したまえ。
〇魔術・魔法の種類
・無属性、工作型。
〇詩における規則性
・動詞を重ねる。
・最初と最後に似ている言葉を。
〇言葉の記号性
・「精巧」は、仕組みが細かくよくできていること。
・「緻密」は、細かいところまで注意が行き届いていて手落ちのなこと。
・「有限変化」は、そのままの意味。変化は有限であること。
・「現世」は、現実の世界のこと。
・「切って削って」は破壊、「外して」は分解、「繋げて」は再構築。
・「モノ」は、多様な意味を持つ。
〇解釈及び解説
・工作魔法。家の模型を設計する時などに役立つ。別名、「作って遊ぼ」の魔法。
・魔法を使わずとも工作はできるが、この魔法の使用中は精巧さなどに補正がかかる。
・安易に、「神」の単語を使いたくないので魔法名を決めるのに手間取った。そのせいで長くなってしまったけれど、偉人の名とかをルビにふれば良いと思う(登場人物の名を使うと、展開に広がりができる)。
・例えば、「ハンド・オブ・エジソン」とか…。でも、「精巧緻密」はどこにいったんだろう…。付け加えるなら、「エジソンズハンド」の方が正しい気がする。
・「精巧緻密」は省くべき、そういう意見もあるかもしれない。が、無駄な装飾こそ中二らしいかな、と思ったり思わなかったり。
・中二病患者は、「無限」という言葉に弱い。ウロボロスとかメビウスとか…。
・一行目は、名言っぽく。某錬金術師が言いそう。
・三行目の「現世」の読みは「うつしよ」にしようかとも思ったけれど、語呂が悪いので三文字の「げんせ」を採用。
・四行目は、某Nさんが書いている小説の、某殺人鬼の台詞をオマージュした。
・五行目の「モノ」は、漢字表記をさけることで多様性を持たせたかった。