【豊穣の息吹】
幻覚→正気に戻る→中毒性→アルコール→宴→収穫祭→豊穣
【豊穣の息吹】
翳りの中にいる者よ。
大地に根ざす、子どもたちよ。
汝等に祝福を。
太陽の微笑み、雲海の涙。
紡げ、運命の果実。
産めよ、増やせよ、地に満ちよ。
〇魔術・魔法の種類
・土属性、促進型。
〇詩における規則性
・呼びかけ、二文。
・三段用法。
〇言葉の記号性
・「豊穣」は、穀物が実り豊かなこと。また、そのさま。
・「翳り」は、好ましくない傾向や様相。
・「大地の子どもたち」は、植物。
・「太陽の微笑み」は、日光。
・「雲海の涙」は、雨。
・「運命の果実」は、次代の種子。
〇解釈及び解説
・植物の生長を促進する魔法。大地だけでなく、植物にも働きかけて生長させる。
・行使者の魔力を使って、植物の生長しやすい環境をつくる。
・「豊穣」は穀物限定の言葉みたいだけれど、拡大解釈して、「植物」を対象とする。
・演出では、女神さまが息を吹きかけてくれる(かもしれない)。
・神様の名前を盛り込もうかとも思ったけれど、安直すぎる気がしたのでやめた。場合によっては、名前アリの方が良い気もする。
・「翳り」は、他の意味も連想させたかった。「太陽」という言葉を暗に込めた。
・四行目の「太陽の微笑み、雲海の涙」は、あくまで詠唱上のもので、効果を強めるための文言。実際に陽射しが強くなったり、雨が降ったりということではない。
・もう少し、隠喩的な名詞を付け足した方が良いかもしれない。