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食事処 気分屋  作者: OyaG
4/7

ランチもやってます

今回はすごくショートスパンでできました。というのも今日の晩御飯のメニューを軽く作り変えただけなんですけどね。

この店であるが『食事処 気分屋』であるため別に夜の営業のみではない。ということで今日はランチ営業をすることにした。

と言っても俺の料理はあくまで手抜きだ。男飯であるからそんなに手が込んだ料理ではない。言ってみれば手抜きなのであるが昼営業でもそこそこの客は来る。主に近くの店の店主や店員が来るし、旦那に作る簡単な料理を知りたいのか参考にするのか主婦のグループなども来る。あと、休日にしてた冒険者たちも来たりするが。言ってみれば夜営業と客層が違うから売上は落ちないのだ。むしろ知ってもらえると夜営業に来てくれたりすることもある。まぁ、開けるか開けないかは俺の気分なのでありつけないことも多いが。


ということで今日はランチだ。メニューはもう決めてある。和風中華丼だ。メニュー名に矛盾があるが語彙力の低さがモロに出てこう言うしかないのだ。学がない冒険者はこういうとき辛い。パーティー名とかどうすりゃいいんだって付けるときは思っていたが。


作り方としてはすごく簡単だ。まずご飯を炊いておく。こちらには炊飯器なんて言う便利なものはないのでお米を浸水させておき圧力鍋で炊いておく。つぎに豚バラ肉の薄切り(豚バラの上位互換であるオークのバラ肉が狩りで手に入ったのでそれを使う)に軽く小麦粉をはたいてフライパンで炒める。火が通ったら一旦バットに上げて、鍋に水を張り、お湯が沸けたら鰹節とめんつゆ(自家製である)を加えて薄切りにしたネギを加えて軽く煮込む。更に生姜を削り加える。火が通ったら卵を溶いて鍋に落とす。今回は食べごたえ重視なので卵を加えた直後はかき混ぜない。かきたまなどのスープであれば卵が細かくなっていてふわふわのほうが美味しいかもしれないが今回はがっつり御飯の上に乗っけるので卵は大きめに固まってほしいからだ。こうすると卵は大きめに固まる上に対流で勝手にいい感じのサイズに崩れるのだ。そしてここで焼いておいた豚バラを加える。最後に片栗粉でとろみをつけて丼に盛った御飯の上にのせる。出す前にかいわれ大根を上に乗せて針生姜を上にのせごまを振れば完成である。


ただこれだけだと丼だけなので流石にバランスが悪いので小鉢もつける。昨日から作っておいた白菜の浅漬けである。塩でつけるとたくさん作るときも少量作るときも野菜の水の出方などで浸かり具合にムラが出るが塩水をつくってそれでつければ問題はない。うちのは輪切り唐辛子と昆布の細切りを混ぜてつけるのでピリ辛かつ昆布の旨みが出る。なおつけている塩水のレシピは秘密だ。というか野菜によりけりなのでここで明かしても何の意味もない気がする。


これにわかめとネギの味噌汁をつけて定食のセットである。普通に昆布と鰹節で出汁をとりネギとわかめを入れて味噌を溶いただけの味噌汁である。これに関してはシンプル・イズ・ベストである。


さて、手抜きの3品ができた。美味しさはそこそこと言った感じだろうか、ある程度ほっとする味に仕上がったの思う。


今日も気分で店を開ける。見知らぬ人が来ることを求めつつ。

思いつきのレシピなためレシピ集からは1つも減ってないという…


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