じゃがいもの丸焼き 調味料を添えて…
とてもとてもお久しぶりです
もうジャガイモの旬も過ぎてしまいましたが書き始めた頃はジャガイモが実家から届いて幸せだったんです…
気まぐれ投稿なので大目に見てください…
前に助けた知り合いの冒険者が冒険者をやめて農家になったらしい。転職したという噂は聞いていたが農家になるとは思わなかった。なんでも、依頼で行った農村で一目惚れをしてしまい告白したら婿養子ならいいとのことでマッハで転職したらしいのだ。
で、たくさんできたからということでおすそ分けで野菜が送られてきたのだが、量が尋常じゃなかった。
じゃがいも50キロってどういうつもりだ。この野郎。
しょうがないので店を開ける。今日はもはやヤケクソバイキングデーと称して芋を一気に消費するに限る。
突然だがじゃがいもを美味しく食べるにはどうしたらいいだろうか、肉じゃが、カレーライス、コロッケなど料理法は様々あるしそれぞれ美味しく食べられる。が、手間だ。めんどくさいし、片手間料理人にそんな真面目に作る気合はない。
ということで今日の料理はじゃがいもの丸焼きである。幸いにもこちらの世界にもホイルはあるので、包んで焼いてみんなに食わせようという魂胆だが、これだけだといくら美味しいじゃがいもでもすぐに飽きが来てしまうので今回は付け合せというか調味料の部分を凝ることとした。
まずはバター、これは鉄板だろう。蒸し焼きのイモにバター、奇跡のハーモニーである。ただこれは誰でもひらめくし飽きも来やすい気がするので別の物も準備する。普通に塩をかけても美味しいだろうし、胡椒も自分で栽培することに成功したのでこの店では安いものだ。一緒においておくことにする。
そしてひき肉を甘辛く味付けした肉そぼろ、これも上にかけて軽くイモを潰しながら混ぜると美味しい酒のあてになる。簡易的にマッシュポテトを作り肉を混ぜるのであるから美味しくないわけがない。作るのもかんたんで普通にひき肉と玉ねぎのみじん切りを軽く炒めて醤油と塩コショウにちょっと鷹の爪を入れて炒めれば完成である。雑ではあるが絶対に外さないレシピだ。
海苔の佃煮も作っておく。実は普通に板海苔を軽くふやかして煮込めばできる。コツも何もなくちゃんとふやかして置きさえすれば簡単にできる料理だ。料理と言っていいのか怪しいが。これもジャガイモとの相性がいいのでラインナップに加えておく。
さらに昔作っておいた青唐辛子の醤油漬けも出しておく。これもイモにかけて食べればピリ辛の美味しい酒のあてである。というか青唐辛子の醤油漬けは何に入れてもピリリとした刺激的な味にしてくれる。個人的には炒飯の焦がし醤油をこれでやるとうまい。
そして今回の主役であるイカの塩辛を出す。
これも前から準備しておいたものではあったがこの日のために作ったわけではない。普通にご飯に載せて食べようと思い自作していたものだ。
作り方としてはイカを捌いてワタを塩で漬ける。その間にイカを軽く干して旨みを凝縮させる。塩に浸かったワタと乾燥させたイカを細く切ったものを和える。食べる日辺りにゆずの皮を細く切ったものを和えておけば完成である。簡単に書いたものの塩加減が難しくて何回か失敗した。失敗しても塩辛感は出るので自分分としては別に大丈夫な出来であった。
これでかなりの種類の調味料が準備できた。これだけあればジャガイモ50キロもあまり時間をかけずになくなることだろう。みんなの持ち寄る酒と酒のあてももしかしたらジャガイモにのっければ美味しいかもしれない。今日も夜は長い。みんなの来店を待ちつつジャガイモでも焼こう。
もうテキストデータ化されたレシピが21もあるんですが全然筆が進みません
レシピ考えるのは大好きなんですけどね!