遊び場
短くなりました
第89話 遊び場
・・
それはまず、この場に居る唯一の女性を見た。
「見ぃ付けた!!」
にやぁ
嗤う。
嗤う。
子猫のような無邪気で、獰猛に――。
ばぁぁぁぁぁぁん
襲い掛かった。
「怖い怖い」
・・
言葉の割りに怯えた様子を見せないその女性に、それは怒りを覚える。
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす」
淡々と言い続けて、巨大な翼を羽ばたかせる。
「果鈴」
「まあ、帰りましょうか。――そうそうあたし達が居なくなったら無差別に殺すわよん♡ 頑張って身を守ってね」
「じゃあ、領主様。身を守りたいのならお前を慕っている部下を呼べば? 盾にはなるんじゃない」
領主と呼ばれた血がびっしり付いている男によく似た男が楽し気に忠告している。
「刹雅!!」
じゃあね。去っていく気配。流石に追い掛けられない。
ああ、つまらない。
せっかく、殺せると思っていたのに。
せっかく、壊せると思ったのに。
「………」
これからどうしていよう。久しぶりの自由だ。思いっきり遊んでみればいい。
「だっ、誰かいないか~!」
腰を抜かした男が叫ぶ。どうやら忠告を聞く気になったらしい。
何人かの男達がやってくる。それを見て、
(ああ。遊べる)
とにたりと笑った。
闇修留は書いてて鬱になる




