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闇夜を照らす暁  作者: 高月水都
蜃気楼
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鏡の下の希望

肉体労働は辛いよ

  第79話  鏡の下の希望

「はい。53個目~!!」

 空元気に鏡を破壊する修留。

「疲れたよ~!!」

 修留の言葉に同意見だと思いつつも答える気力が無い。


 鏡を探す。

 大砂ミミズに襲われる。

 大砂ミミズを倒す。

 鏡を見付ける。

 壊す。

 次の鏡を探す。

 また、大砂ミミズに襲われる。

 また、倒す。

 鏡を見付ける。

 壊す。

 をエンドレスリピート。


「単純作業を繰り返して続けるんだもん。飽きた」 

「………………………………………………俺からすれば、巨大ミミズを倒すだけでも肉体労働だけどな」

 ちなみに倒した巨大ミミズは別の巨大ミミズが食べていると言う見ていて気持ち悪い光景が広がっている。

 そういうミミズはこちらを襲ってこないので相手にしないが、見ていて気持ちいいものではない。

「でも、変だよね」

「何がだ」

 うっかりミミズが共食いしているのを見てしまい、気持ち悪くなっていると、

「この砂漠って、いつからだろう?」

 地図には草原になっていた。

「このミミズって、草原だった頃から居たのかな? そうじゃなきゃ、こんなに数は居ないと思うけど」

 どこから来たんだろう?

 修留の呟きに、

「言われてみれば…」

 そうかも。

《主》

 そんな話をしていると阿蛇から声を掛けられる。

「どうした?」

《…鏡の有った所を見るといい》

 どういう意味だ?

 尋ねようと思ったが、見る方が早いと返されそうなので見てみると、

「……」

 どういう事だ。

「修留!?」

 もしかしたらの期待で、声を掛けると、

「どうしたの?」

 首を傾げて、次の探すんだよね。と疲れが出てきた顔で言ってくる。

「これ見ろ」

「んっ?」

 覗き込んで、

「自然の回復力ってすごいね」

「…………そういうもんなの?」

 こいつに期待した方が間違っていたんだろうか。


 鏡があった場所には、草。

 それがどんどん成長しているんだ。

「…………この鏡が土地の栄養を取っていたという事かな?」

 そうとしか思えないけど。

「こういうのは紅諒が詳しいんだけどな」

 別行動だから聞けないし……。

「まあ、でも解決策は出来たね」

「解決策?」

 そんなものがあるのか?

「うん。紅諒が神歌を歌えば回復するよ」

「……………………面倒だと切り捨てそうだけどな」

 ついついそんな本音が出てしまい、あいつにバレたらやばいなと思っていたら。

「う~ん。ありえるけど。しないんじゃないかな」

「――その心は?」

 修留は苦笑する。

「見てれば分かるよ」

「………ああ。納得した」

 なんだかんだ言ってもあいつは基本お人好しだからな。

 すっごく納得してしまった。







  





鏡はどれくらい壊すかな

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