閉鎖
厄介事に巻き込まれると言うか首を突っ込んでいく
第75話 閉鎖
祭りの次の日。
最初に気付いたのは修留だった――。
街にある、寂れた宿で朝食を食べ、さて出ようと席を立った修留が何かの反応したのだ。
「修留?」
「どうかしたんですか?」
香真と花蕾が尋ねるが修留は答えず何かを探って、
「花蕾!? 何か濃い魔力が感じるんだけど!!」
魔力と言えば花蕾に訪ねた方がいいと判断して花蕾を見ると、言われてようやく異変に気付いた花蕾が辺りを探り、
「この街を中心に……集ってますね」
魔力の流れを読んで花蕾が告げる。
「……どういう事だ」
二日酔いで痛む頭を押さえて紅諒が尋ねる。
「…………分かりません」
そうとしか答えられないと花蕾が告げると、ずっと無言でいた香真が、
「閉じ込めるように魔力が動いていると阿蛇の判断だ」
しかも本体が掴めないから阿蛇で切れない。
「………このままじゃ埒があかない」
二日酔いで頭を抱えながら紅諒が面倒だと――二日酔いだから余計に――、
「さっさと何とかしてこい下僕」
「二日酔いだからいい加減ですね」
まあ、この状態ですと街に出られませんですからね。と呆れつつ魔力の流れを探る。
「…………それにしても」
何で急に?
花蕾が疑問を抱くと、
「そろそろだと思っていたが……」
二日酔いでフラフラな状態で紅諒が呟く。
「紅諒?」
「………俺達の行動が邪魔だと思っている輩が居るという事だ」
「…………それだけじゃねえと思うぞ」
香真がこちらの話を聞いていたのか口を挟む。
「香真?」
「俺らを狙っての罠なら大掛かり過ぎる」
捕らえるなら町全体をするのはやり過ぎ。
それに、
「忘れてないか。ここはもともと草原だった。だぞ」
香真が告げる。
「そうだな…」
盲点だったと紅諒が呟いた。
今回短いな…。敵さんサイドも少し次回は触れます(予定)




