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闇夜を照らす暁  作者: 高月水都
蛇と少女
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喜々として囮になる修留

合流…? そんなの無理に決まってんだろ!!

  第55話  喜々として囮になる修留

 修留が自分が囮になる宣言したのには根拠も機会もあったからだ。

 そう、

「闇色の翼人」

 街での戦闘中。自分を見ている存在に気付き、その視線は恐怖以外のモノであると感じ取っていた。

 それゆえに、

「つっかまえた~!!」

 にこにこ。

 子供のような無邪気な笑み。

「なるほど。飛空を捕らえるために動いていた輩か」

 眉間に銃口を向け、相手の反応を窺う紅諒。

「すみませんね。協力してください」

 にこやかに告げるがそれは脅迫以外の何物でもない。

「うまくいけば、僕と言う優良物件が手に入ったと褒められるよ」

 にこにこと笑う修留の傍には殺意を放つ紅諒。

 視線だけで相手を殺せそうな紅諒のそれに、男は怯えてる。

「ご愁傷さまです」

 それに関しては同情はする。助けないが。

「じゃあ、行ってくるね!!」

 捕らえられた状態になり――正式には真逆なのだが――男が仲間と合流するため動き出す。

「………………合流して修留に危害を加えたりは無いでしょうか?」

「――あれが、簡単に危害を加えられると思うか」

「無いですね」」

 余程の道具とかの用意をしないと無理そうですね。

 あちらも車を持っていたのか修留が乗り込む――乗り込むと言うか押し込まれるに近いそれを確認して、

「さてと行くか」

 紅諒は懐から車を取り出して霊力を注ぐ。

「………………だれが運転します?」

 正式にはどちらがだ。

「……………」

 紅諒は沈黙する。

 そして、無言で行われるジャンケン。

 結果。

「あら、私ですね」

 一度やってみたかったんですよ。

 運転席でハンドルを握る花蕾。

 その運転は………紅諒をしばらく使い物にならなくなる程度のテクニックだった。とだけ、触れておく。

                  ♦

「……」

 縛られた状態の修留は、首元に意識を向ける。

「どうした。大人しいな」

 これが、危険な闇色の翼人かと興味本位で殴ってくる男に修留達に脅されてこんな目に合った男が慌てている。

「………」

 殴られても修留は反応しない。

 別の所に意識を向けている。


 ………距離が少し開いた。

 まだ車の用意してないんだな。

 ……車を出したな。近付いてきている。

 修留の首輪は逐一紅諒の動きを教えてくれる。

 それに意識を傾けているので相手をする気が無かったのだった。 





 


「修留に交配。修留に交配」(ぶつぶつ)

「紅諒が病む前に合流したいですね」

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