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闇夜を照らす暁  作者: 高月水都
蛇と少女
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再び食堂

なかなか進まない……

  第48話  再び食堂

 ぐるるるるるぅ

「お腹空いた」

 切なげに修留が呟く。

「………そう言えばどさくさでメシ忘れてたな」

 内心。そんな切なげな声を別の内容で――むろんエロい意味で――言わせてみたいなと思いつつ、そう答える。

「むっつり」

 それに気付いた花蕾がボソッと告げるが無視しておく、

「……メシ食わないと空腹で肝心なところで役に立たないって事になりそうだな」

 飛空の家からまだ離れてない。

「戻るか」

 そう判断すると歩いていた道に戻っていく。

 その間にも切なげな音が修留から響き、騒音になっている。

「……はぁ」

 虐待してると捕らえかねないな。ため息を吐いて非常食程度にしかならない屋台で売っていた焼き鳥を買って渡す。

「………共食い?」

 花蕾が物騒な発言をする。

「……そうはなりませんね。ってか、さっきの鳥にまだ未練があって買ったとかではありませんよね?」

 上司の空の書状を持ってきた鳥は渋々放した――その時の修留が涎を垂らしたまま凄く残念そうだった――それに同情はしたが、

「手頃だったからな」

 それに、腹持ちも良さそうだし、

「腹持ちを考えなくていいならそこらのアイスとかにしたぞ」

「……アイスって、場所によっては高級品ですけど…」

 冷凍技術って、すごいんですけど知ってますか。

「それくらいは知っている」

「えっと、高級品を食べさせてあげたいという気持ちですよね」

「何が言いたい?」  

「えっと、いいです……」

 すみません。不謹慎な事を言いそうになりました。と花蕾が頭を下げる。

「アイスとかなら、冷たい分。食べるのに時間がかかるだろう」

 溶けてくが、時間を掛けた方が次のを買い与えなくて済みそうだ。

「………たこ焼きでもいいのでは?」

「火傷したらどうする。あいつ早く腹を満たしたくて一気に入れるぞ」

 そうしたら面倒だ。

「……………………過保護ですね」

「…………………………………気のせいだ」

 そんな事を言いながら飛空の家がやっている店に入る。

「いらっしゃい。あれっ、お客様?」

 さっき、来ましたよね。

「……ああ」

 入っただけで結局食べないでいたから印象があったのだろう。

「……飛空さんのお母さん? とお姉さん?」

 店を回しているのは二人の女性。どちらも飛空にそっくりだ。

 だが、

「……修留」

 幸いにも修留の呟きは聞こえてなかったようだ。

「飛空の話はするな」

 そっと命じると修留は頷く。

「……? 分かった」

 修留はそこら辺頭が回る。

「…………訳は後で」

 説明するのが正直面倒だから見せた方が早いが、見せれないし、まあ、いいか。花蕾に説明任せよう。

 と押し付ける気満々だった。

アイスを食べさせたいのは溶けたアイスが頬に付いてそれがエロいからと言う意味もあったが紅諒は言いません。だってむっつり

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