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闇夜を照らす暁  作者: 高月水都
蛇と少女
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死亡フラグの真実(笑)

まだ本題に入れない

  第40話  死亡フラグの真実(笑)

「それにしても…、紅諒さんの仕事の手伝いに行くと言ってたからしばらく帰ってこないと思ってた」 

 今回早く終わったんだね。と、貰った野菜やパンを使い、料理をしながら飛空は話し掛けてくる。

「いや…」

「途中で寄っただけだ。薬の残りも確認したかったからな」

 香真が申し訳なさそうに告げようとするのを遮り、紅諒が告げる。

「そうなんだ……」

 しょぼんとする飛空に、さすがの紅諒も罪悪感を覚えるが、

「使える駒は多い方がいい」

「頼りにしてるから申し訳ないって」

 紅諒の言葉に修留が楽しげに告げてくる。

「……………………修留」

「駄目だよ。大事仲間を連れて行かれて不安なんだからそれを増長させちゃ」

 正論だ。

「じゃ、香真は頼りにされている事なんですね」

 大切な人が褒められると嬉しい。そう顔に書いてある飛空に、

「……………………一応な」

 と皮肉を言うのが精いっぱい。

「紅諒に認められたの初めてだを。そういや」

 にやにやと香真が笑うのが腹立たしい。

「薬は後で持ってきますね」

 にこにことまだ嬉しそうな飛空に、

「……」

 皮肉を言う毒気が抜かれて黙ってしまうのも仕方ない。

「そいえば、薬って? 飛空は身体弱いの?」

 そう見えないなと首を傾げる修留に、飛空はにこにこと、

「私も自覚無いけどね。……昔していたバイトが危険なモノだったらしくてね。その影響が出ないように予防で飲んでるの」

 飲み忘れそうになるとすっごく怒られるんだ。

 そう話している飛空を見て、紅諒は一瞬だけ香真を見る。

 気付かれてないみたいだな。

 声に出さずに確認すると、

 ばれないように気を付けてるからな。

 香真がアイコンタクトで答える。

「……」

 なら、いい。

「はい出来たよ」

 食卓には飛空の作った手料理。

「いっただきま~す!!」

 嬉しそうに頬張る修留。

 それを見て、

「早く。子供欲しいな」

 ぼつりと呟く飛空の声。

「……この旅が終わったら式でもあげればいいだろう」

「あのな。高給取りでも生活が不安定だから結婚は難しいんだよ」

 紅諒の言葉に香真が反論する。

「紅諒。紅諒」

 そんな二人にずっと黙っていた花蕾が楽しげに、

「そんな事は言ってはいけませんよ。そういうセリフは死亡フラグで死期を早めますから」

「? 何で!?」

 不思議そうに食べながら訪ねる修留に、

「行儀悪い」

 と紅諒は叱り付ける。

「簡単です。その言葉を言う事で、今しないといけない事に集中できなくなり、些細なミスを犯しやすくなるんですよ」

「……………そうだったのか」

 それは知らなかったと紅諒が呟くと、

「嘘ですよ」

 とにこやかに花蕾が告げて、

「俺の家~!!」

 香真の家にまた一つ穴が開いたのだった。

 




香真は紅諒で遊んでます。

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