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闇夜を照らす暁  作者: 高月水都
蛇と少女
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ロリコン疑惑

いろいろ疑惑があって大変だね(他人事)

  第39話 ロリコン疑惑

「ごめんなさい。お客さんだったのに。初めまして、飛空と言います」

 そうやって頭を下げるのは飛空。

「……?」

 何か気になったのか、修留は一瞬だけ、不思議そうに首を傾げてたが、すぐに、

「えっと、僕は修留。はじめまして」

 と、しっかり挨拶をする。反応を見る限り三人は顔見知りの様だしこれは自分に向けられたものだと気付いたのだ。

 ほんとは、三人のうちの誰かが紹介するべきだが、その手の事は頼りにならないと感じたのか待っていられないと判断したのか不明だが――まあ、この三人にまともなは紹介が出来ると思わなかったかもしれないが――誰かが言い出す前に挨拶をして、修留もしっかり挨拶を返す。

 ・・・・・

「修留ちゃんね。よろしく♡」

 飛空の言葉に、全員絶句する。

「っん? どうしたの?」

「飛空。お前……修留をちゃん付けしたな」

「えっ!? いけなかった?」

 心配そうに尋ねる飛空に、

「いえ。そんな事はないですけど…」

 修留と飛空を除く全員が、

「飛空だから何となくちゃん付けにした気がするけど……」

「あいつは大概君付けで呼ばれるからな……」

「どちらにしても修留の性別をお伝えしないといけないと思ってましたし……」

 ひそひそ こそこそ

「えっと、聞こえてるよ」

 怒ればいいのか事実だと素直に認めて嘆くべきか。修留はどちらにすればいいのか迷う。

「……修留ちゃんは男の子だったの?」

 飛空が首を傾げて訪ねてくるのに、男三人は信じられない者を見る目で、

「ちっ、違うよ!! こう見えても僕は女の子だよ。いっつも男の子に間違えられてたから!!」

 あっ、気にしてたんだ。

 男三人は修留の言葉に同じ感想を抱く。

 修留=男の子に見えてしまうのが、デフォルメされていたので気にしてないと思ってた。

 修留からしたら花蕾にだけは言われたくないと反論するだろうが、誰も口にしてないので、その後に起こっていただろう恐怖の時間は起きなかった。


 それにしても……。

「飛空さんは…」

「飛空って、呼び捨てでいいよ」

 話し掛けた修留に帰ってくる言葉。

「じゃ…、飛空は香真の友達か何か? でも、浮気者って言ってたし…」

 どういう関係だろうと尋ねると、

「えっ!! 私と香真の関係?」

 一瞬にして顔を赤らめる飛空。

「えっと、………………………………婚約者です」

 後半小声で音が拾いにくかったが、修留の耳には婚約者と言うのが入ってきた。

「婚約者?」

 婚約? 修留の脳裏には、コンニャクとかコニャックとかコサックダンスとか、いろんな言葉が出てきては消える。

「……」

 じっと飛空を見て、次に香真を見て、再び飛空を見て……。

 ペタンこの胸。つんつるりんの体形。そばかす交じりの顔立ち。

 飛空の外見が15.6にしか見えないと確認して、

「……………ロリコン?」

 犯罪者を見る目で香真に向かって告げ、

「……………………お前に言われたくないない」

 外見からして、ショタにしか見えない修留に力無く――否定できない自分が居たので――香真は反論したのだった。


 ちなみにショタコン疑惑がさり気無く浮上した紅諒は、

(俺は合法ロリだ)

 と問題になりそうな事を思っていたが口に出さなかった分セーフだったので、他人事としてのんびりしていた。


ショタコン(紅諒) ロリコン(香真) 両刀使い(花蕾) ロリババア(修留)

考えてみたらすごいメンバーだ

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