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闇夜を照らす暁  作者: 高月水都
蛇と少女
38/265

浮気現場

この話はギャグを目指しました

  第38話 浮気現場

 辿り着いたのは一軒家。

「……」

 その時修留は、

(ちっさい? 大きい?)

 家の平均的大きさが分からずに首を傾げていた。ので、

「……紅諒」

 どっちが正しいのか一番信頼できる――信頼してはいけない――人に訪ねると、

「こいつの資産からするとこんなものだ」

 と答えにならない事を教えてくれる。

「……そう言えば、香真は働いてるの? それとも、ヒモ?」

 修留の問題発言に、紅諒と花蕾が爆笑する。二人ともあまり笑わないのに珍しいなとその爆心地はのほほんと見ている。

「どこに目が付いてるんだ!!」

 香真がそんな口を聞く修留の口をグイッと引っ張ると、

 かちゃっ

 後頭部に当たる銃口。

「そいつで遊ぶのは俺だけだ」

 と、大人げない大人の殺意が背中に当たって痛い。

「そうですか。修留は香真がヒモに見えますかぷぷっ。だっ、ダメですよ。そんな。ぷっ、事実と違う事言っては、……言われてみればそう見えますけど」

「おいっ、花蕾!!」

 花蕾はフォローしてるつもりなのか傷口に塩を塗っているのか微妙な発言をして、

「まあ、実際。高給取りですよ。ただし、使用する金もケタ違いですが」

「お金は大事に使わないといけないよ」

 高給取りと聞いてついそう忠告してしまう。

「それは紅諒に言え!!」

「それでも正規の値段より安いがな」

 そんな話をしつつ、

「さて、そろそろ入りますか」

「おいっ、待て!! 何でお前が合鍵持っているんだ!!」

 家主を無視して、花蕾がドアの鍵を開ける。

「さて、入りましょう」

「お邪魔しま~す」

「……」

 すたすた中に入って行く三人を力無く見つめ、

「………鍵変えよう」

 無視され、勝手な事をされて、家主から出てきた言葉は、そんな力無い声だった。


「綺麗だね」

「物が無いともいう」

 修留の褒める言葉に茶々を入れる紅諒。

「ゴミとかも片付けてるし」

「生活感がないだけだろう」

「………喧嘩売ってんの?」

 香真が不愉快気に告げる。まだ、勝手に家に入られた事に文句を言いたいのだが、

「小さい事にグダグダいうな」

「小さくねえよ!!」

「お前は俺の下僕だ」

 お前のモノは俺のモノだろう。

「それ、ジャイ●ンだから!! てか、修留!! それとこっちに嫉妬の眼差し向けてくんな!!」

 誰かこいつらを何とかしてくれ、

「僕のモノ少ないから、紅諒にそう言ってもらえないのに…」

「そう言う問題か!?」

「香真。馬に蹴られますよ」

 花蕾の冷静な突っ込みに。

「………もう、遅かったわ」

「お前は俺の所有物だろう」

「紅諒」

 と目の前で繰り広げられるリア充の茶番劇。

「人んちで何してやがる!!」

 いい加減離れろと引き離しに掛かると、

「香真!! 帰ってきたの!!」

 ばんっ

 勢い良く開かれるドア。そして、そこに一人の女性。 

「………飛空ひくう

「………香真」

 目が合って、

「この浮気者~!!」

 と引き離そうとしていた香真がどう見ても抱き付いているような恰好だったので、怒りで冷静な判断が出来なかった飛空によって、頬を思いっきり叩かれた。

香真。とばっちり

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