不浄の意味
ガチなタイトルの割りに寝た
第20話 不浄の意味
「まさか、人神様がこの地に参られるとは思いませんでした」
興奮したように話し出す少年。
「20年前はお役目で居られましたが、今は居られず……」
「配置換えとかか?」
人神の数は少ないけど治める地が広いと聞いてたので尋ねてみる香真に、
「……お亡くなりになったそうです」
その後は来られる人神はいない。
「……人神は少ないからな」
紅諒は人神の中では若輩者の部類だ。
「で、人神様と従者様はこの地に何しに?」
「従者様……ねえ」
そんなにお偉い言われ方される覚えないですよ。とにやにやと紅諒を見る香真に、
「こいつは下僕だ」
「駄目ですよ!! 下僕なんて言い方!! 人神様がそんな口悪く言っては」
少年がその人神様に叱り付ける。
「人神様は人々をお守りする素晴らしいお方達。品行方正。純真潔白。不浄を断ち、私たち人の模範となられるお方なんですから!!」
ぶはっ
香真が爆笑する。
「ひっ、品行方正って、にっ、似合わねえ!!」
他の人神は知らんけど、こいつにそれは合わなすぎじゃねえ。
「………」
ちゃかっ
霊具拳銃の銃口を香真の眉間に向ける。
「おいっ! それシャレになんねえから!!」
慌てると、
「冗談だ」
「だから、シャレにならねえんだよ!!」
「ちっ!!」
「舌打ちするなよ」
本気だったんじゃないか。と不安になりつつ、
「もしかして、新しくこの地を統治する方ですか!!」
喜色満面に告げてくるが、
「違う」
誰が、修留と離される仕事に就くか。
「お~い。心の声がただ漏れですぜ!!」
誰だよ。人神が品行方正なんて先入観与えたのは。
「………この任務のどさくさで修留を堪能できると目論んでいたのに…あれと離されるは、あれのそばに危険人物がいるわ」
「お前、花蕾を信用してないのかよ」
何このめんどくさい奴。俺あいつらと合流するまでこいつのお守りしないといけないの。
「……さあな」
言うの面倒になって口閉じたな。
「ある任務で立ち寄っただけだ。連れとはぐれてな」
少年に告げると少年は不思議そうに、
「侵入者防止の結界を張ってありますがそれが作動したんでしょうか。……おかしいですね。不浄である。女人。女人に見違える者。罪人。魔人。魔人の血が流れている者。肉欲を叩き起こしてしまいそうな者が入れないようになっては居ますけど……」
人神様の連れがそんな輩ではないですし、
「「……」」
二人は無言になる。
ばっちり対象になっているじゃないか。
と、そのはぐれた連れを思い出してしまった。。
その頃修留と花蕾は




