不浄と位置付けられた者
仲良くできるかな
第19話 不浄と位置付けられた者
「紅諒!! 香真!!」
石段に香真と紅諒が居たのに、消えた。
「……何で?」
落とし穴とかあるのかと確かめるが見た感じない。
「…………」
無意識に服の下に隠れている首輪に触れる。
「転移させられた!?」
心配げに術などを調べている花蕾は、
「……修留。これを見てください」
と指差す。
「不浄なる者入るべからず……?」
と書いてあるが、それはさっき四人で見た。それが、
「ここを中心に術が作動した感じがあります」
花蕾がじっと見ている個所。
「……よく分からない」
霊力は高いが痕跡を探るのは苦手だ。でも、
「う~ん」
「どうしました?」
「たぶん僕のせいだ」
術が作動したの。
「? どうしてですか?」
「だって、僕が不浄だし」
そういう事なら、道に迷っていたのも僕のせいか。紅諒を疑って悪かったな。
「あの? 修留?」
「大量殺人でしょ。大罪人でしょ。翼人でしょ。女でしょ。ほら、不浄」
花蕾を巻き込んだのは申し訳ないな。
指を折って告げると、
「……で」
「んっ?」
花蕾の顔色が悪い気がする。
「なんで、平然と言えるのですか?」
ああ、そうか。
「事実だし」
一緒に来てくれたけど、花蕾は紅諒に恩があると言っていたから僕の事は、怖いんだな。
それなのに二人は辛いか。
「……二人と早く合流しないとね」
幸いそんなに離れてない。
「今晩は野宿でいいかな」
もう暗いし。と告げると、
「ええ、そうですね」
と返事が返ってきた。
次回は同時進行でお送りいたします




