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なんでも横丁へいらっしゃい  作者: 水澤 星香
8/29

神様

散歩から帰って来た頃にはもう太陽も上り

青空が広がっていた。

こちらの世界の太陽は俺のいた世界のとは

少し変わっていて。

まるで大きな電球のようだった。

「シュウくんの世界とは少し変わっていますか?」

店の外にのれんを出しながら時雨さんはそう尋ねた。

「そうですね…かなり。」

「あれは何10年か前にここの神様が下さったものなのですよ。」

だからでしょうかね。

と笑う時雨さん。

神様はある日突然現れてあの太陽を置いて去っていったという。

灯りが無かった横丁の人々は感謝して毎年神様を招待してお祭りをするらしい。

それがあと4日後に行われる。

「神様ってやっぱりすごい人なんですか?」

あんな大きな電球を置いていく人だ。

やはりすごい大きな巨人みたいな人なんだろうか…

「そうですね。会えばわかりますよ。」

「またそれですか…」

「私は謎をつくるのも大好きでして。」

時雨さんはいつもそう言って肝心なことを教えてはくれない。

おかげで俺はいつも謎だらけである。

でも…謎が増えていくのもなんだか楽しくなってきたりして…

「気長に待ちます。」

時雨さんのがうつったのかもしれない。




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