表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんでも横丁へいらっしゃい  作者: 水澤 星香
16/29

入口は普通に自動ドアだった。

「ここは同じなんですね。」

「うちは下界に行くことも多いからね。」

「最先端なんやで!」

大福さんはいつのまにか影坂さんの頭の上にいた。

「お帰りなさいませ。局長。」

「お疲れ様です!局長。」

笑顔ですれ違う人々に笑顔で答える影坂さんは本当に好かれているのだと思う。

「蛍。彼は今いるかい?」

受付の女性は蛍さんと言うらしい。

彼…

「はい。多分今の時間は、研究室にいらっしゃるかと。可愛らしいお客様ですね。」

「そうだね。ありがとう蛍。行こうか秋くん。」

去り際蛍さんは手を振ってくれた。

蛍さんに手を振り返し、影坂さんについて行った。

「エレベーターもあるんですね。」

広いフロアにはいくつものエレベーターが壁についていた。

「うちの局はビルだからね。階段もあるけどかなり…ね。」

たしかにこんな高いビルを階段で登るのは大変そうだ。

エレベーターに乗り込むと影坂さんは24階のボタンを押した。

エレベーターは俺のいた世界と変わらなかった。

大福さんのいう最先端というやつだ。

「ついたよ。」

「なんか…すごいですね。」

エレベーターを降りればそこは少し薄暗い一つの部屋だった。

無造作に積まれた本が今にも崩れそうだ。

棚にはフラスコみたいなのがたくさん置いてある。

「雅。いないのか?」

影坂さんは奥へ奥へと進んでいく。

「みや…雅!?」













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ