第四十七話
第三十九話 フィーロの喋り言葉を少し変更しました。7/1
7/22 (凰)の後半を書き直しました。
(ジャカール帝国第一皇妃カルルー・ジャカール)
「何?! 停戦反対派の者に邪魔をされたと!!」
私は影からの報告を受け、怒りに我を忘れ叫んでいた。
「おのれシルバーめ!! 貴様から光の神子の拉致に力を貸せと言ってきておいて裏切るか!!」
私は皇帝の眠る寝室を抜け出し、誰も居ない部屋に鍵を掛けて影の報告を受けていた。
私は怒りが収まらず、その部屋にあるテーブルの周りをイライラとしながら床を踏み鳴らすように歩き回っていた。
・・・おのれ、おのれ、どうしてくれよう、シルバーの奴!・・・
私は部屋の片隅に控えている影に「もういい、下がれ!」と言い捨て、ソファーに腰を落とし暗い天井を仰ぎ見る。
「そう落胆されずともよいでしょう、カルルー皇妃」
「また貴女ですか、カルマ・マーシャル」
「はい。今回は上手くいかなかったようですが、まだチャンスは御座います」
「ですが、シルバーが光の神子を何処にやったのか分からないのですよ」
「ここには、あの方の大切な者達がたくさん居ります。あの方は必ずこのトーゲンに戻ってこられますよ」
「ならば、よいのですが……」
「貴女はあの方が戻ってくるのをてぐすね引いて待っていればよいのです」
「そうですね……貴女がそう言うのでしたら、それを信じてそうしましょう」
私は気持ちが落ち着いたのを感じると、陛下の眠る部屋へ戻るためにソファーから腰を上げた。
その時にはカルマの気配は完全に消えていた。
・・・カルマ、貴女は一体何者なのでしょうね・・・いくつか考えられますが……まあ、私の望みを叶えるのに必要な情報を与えてくれるのなら、何者だろうと構わないのですが・・・
(メフィール皇子)
我が父であるジャカール帝国皇帝をこのトーゲンに迎えた日の日暮れ時、私はフィーロに一つの頼み事をした。
「フィーロ、すまんが今から光の神子の元に行ってもらえぬか?」
「断る!」
・・・・・。
「いや、そんなハッキリと、しかも即答で断らんでも……」
「我は天の神子候補として主を選んだ。我は我の選んだ天の神子候補である主が天の神子となるまでは、この世界を産んだ我等が神鳳凰様の命でもない限り主から離れるつもりはない!」
ははは、「そう言ってもらえるのは嬉しいのだが……」・・・私は天の神子になど興味は無いのだがな・・・「……永遠に私から離れろ、と言っている訳ではない一時的に光の神子の元に行ってくれ、と言っているのだ」
「何故だ?」
「お前の報告だと、今、光の神子の護衛兼側付きをしている魔人の女が私の監視に付いているのだろ?」
「うむ、そうだ……」
「ならば、その魔人の女は私に何か有れば私を助けてくれるだろう。今お前が私から離れても、私の身に某かの危険が及ぶ事は無いと言っていい」
「・・・・・・」
「そこで、フィーロ、お前に光の神子の元に行って、やってもらいたい事が有るのだ」
(天人 白虎族フィーロ(一応メフィール皇子お側付き))
「シルバー! 貴様! 何をしているか!」
我はメフィール皇子の頼みを聞き入れ、当代鳳凰様であられる光の神子様の元に向かった。
我はメフィール皇子に向かうように言われ、西の大門にある衛兵の詰所へと来た。
ここの地下には、先代凰様の遺物がある事は分かっている。
先代凰様の遺物は使いようによっては、このジャカール帝国にあるもののように、世界に悪影響を及ぼしかねないものもある為、我ら天人は先代鳳様がこの世界に遺された遺物について、何処にありどんな状態にあるのかを調べ監視していたからだ。
ただ、破壊邪神に天人界の門を封印されてからは監視できなくなっていたが・・・。
その遺物について記された古文書が停戦反対派の手に渡ったという情報が、停戦反対派の内部に送りこんだメフィール皇子の手の者から入ってきていた。
その先代凰様の遺物を停戦反対派の指導者が光の神子に対して使う可能性が高い、という事でメフィール皇子は我を向かわせたのだ。
実のところ、メフィール皇子をここに誘い込もうとする情報が幾つか上がってきていた。が、メフィール皇子はその誘いに乗らなかった。
そして、その情報を切っ掛けとして、メフィール皇子は今回の予測と判断をしたようだ。
このトーゲンに、まだ使える力は限られているがこの世界を産んだ神の転生体であられる光の神子様に居られては自分達の作戦の障害になるかもしれない。かと言って殺す事も出来ない。ならば、手に入れた古文書に記されているこの遺物を使い、邪魔な第三皇子と共に何処かへ隔離してしまおう、と停戦反対派は考えるだろうと。
・・・見事にそれが当たったのだが・・・
我がここに到着した時、シルバーが光の神子様に剣で襲い掛かっているように見えた。その瞬間、我は頭に血が上り叫んでいた。のだが、どうやら逆に光の神子様がシルバーを取り押さえようとしていたところだったらしく、我が叫んだことにより光の神子様は我に気を取られシルバーに逃げられてしまったようだ。
光の神子様は我に気を取られシルバーを捕り逃がしてしまった事に、後悔の叫びを上げ、その後、シルバーに閉じ込められ何処かへ跳ばされる事態になり、光の神子様は力が抜けるような声を出しフードを被った頭を抱えてしゃがみ込んでしまわれた。
・・・うむむむむ、これは、我の責任か・・・光の神子様に何と詫びればよいのか・・・当代鳳凰様である光の神子様の行いを妨げたのだ……この命を持ってお詫びする他はあるまい・・・だが、しかし、我には我等の祖が先代鳳凰様より直々に仰せつかったこの世界の行く末を左右する大切な役目がある・・・その役目を半ばで投げ出してしまっては我等が祖にも先代鳳凰様にも顔向け出来ぬ・・・くっ、どうお詫びすればよいのか・・・
「フィーロさんは何故ここに?」
我が光の神子様にどう詫びればいいのか分からず、ひたすら悩んでいると、何時の間にかフードを外しその美しい白銀の髪とお顔を出した光の神子様が、その白銀の瞳を悲しそうに潤ませ落ち込んだような表情に優しい笑みを浮かべて、しゃがみこんだ姿勢のまま我に尋ねてこられた。
「はっ! 誠に申し訳ございません! 光の神子様! 我の不注意により神子様の行いを妨げてしまいました。この上は、この命で持って償わせて頂きたく……」
我が光の神子様に跪き頭を垂れると、光の神子様は慌てたように、「ああ、気にしないで。さっきのは僕が油断してたのがいけなかったんだから」と、両手を振って我の罪をその神々しいまでの笑顔でお許しくださる。
・・・おお、何とお心の広いお方なのだろうか・・・我も見習わねば・・・
(凰)
「ぬあーー……」と、僕が悩んでいると、『そんなに悩まんでもいいだろ』と、鳳が呆れたように言う。
『だって、何処に跳ばされたのか分かんないんだよ』
『そんなの、何処に跳ばされたって関係無いだろ』
『だって、先代の凰が造ったものだよ。世界の果てに跳ばされてるかもしれないじゃないか』
『そんな訳無いだろ。少しは落ち着け……ほんとにお前は、初めてのお使いに出て迷子になった子供か?』
『ううう、だってーー』
『よく考えてみろ、先代凰が獣人の為に造ったものなのだろ。だったら、移動範囲としては今のジャカール帝国内に収まる範囲で造ったものだとは思わないのか? それに、お前は凰の加護のついた物のところに自由に転移できるのだろぅ?』
『えっ?』
『えっ? って、お前が言った事だろ』
『あっ、ああ、そうだった!』
『凰、お前、テンパりすぎだ』
『えへへ、ごめん』
『ごめんじゃねーよ……お前はほんとに、サーシャや他の者達がいないと何も出来ないお嬢だな』
『……お嬢言わないでよ』
僕は気持ちが落ち着いたところか落ち込んだところで、僕の後ろで立ったままでいる人に声を掛けることにした。
「フィーロさんは何故ここに?」
僕が平然というかボーッとというか、立ち尽くしているフィーロさんに声を掛けると、フィーロさんはいきなり顔に巻いた布を剥ぎ取り純白の体毛に映える黒の虎縞模様の美しい顔を出し、僕に跪き頭を垂れる。
そして、先ほど僕がシルバーさんを取り逃がした事について詫びを述べ命を持って償いをすると言い出す。
「ああ、気にしないで。さっきのは僕が油断してたのがいけなかったんだから」
僕が大丈夫大丈夫と言うように両手を振って言うと、フィーロさんは顔を上げ驚いた表情をした。のち、尊敬の眼差しで僕を見る。
・・・うん? 今、僕の言ったことで、何か尊敬されるような要素が何処かにあったかなあ?・・・
「で、フィーロさん、ここには何用で?」
「ああ、そういえば、そうでした。われ、いえ、私がここに来た理由だっ、いえ、理由でした、か……」
「……フィーロさん、そんな無理しなくても、何時も道理でいいですよ」
僕が少し笑いを零すように言うと、「……そうですか?」と、フィーロさんは少し困ったような笑みを浮かべて、コホンと一つ咳払いをしてから、「では、失礼して……」と前置きして「あー、わ、我がここに来た理由だが、メフィール皇子に頼まれての事だ」と話始める。が、フィーロさんは何故か僕に対して正座をした状態になり、偉そうな語り口なのだが頭を低くしながら話しを始めた。
・・・こんな姿のフィーロさんを見ていると、なんだか可愛らしく感じてきちゃった・・・って、何でフィーロさん、正座して話してるんだろう……ああ、僕がしゃがみ込んでいるせいか・・・
フィーロさんの話を要約すると・・・、
一つ、光の神子は無謀にも相手の指示道理に一人で停戦反対派の者の所へ向かうだろう。
一つ、光の神子は経験の差からまんまと停戦反対派の罠にはまるだろう。
・・・うう、耳が痛い・・・
一つ、我はその後の光の神子のする事に全面的に協力すること。
それがジャカール帝国の為になり、延いてはこの世界の為になる事だ、とメフィール皇子に言われここに着た。
・・・ということらしい。
・・・うん、最後の辺りは流石はメフィール皇子、フィーロさんの扱いに慣れてらっしゃる・・・
「という事は、フィーロさん、もしかしてこの部屋が何処に転移したか分かってらっしゃる?」
「うむ、炎神山脈の最高峰、炎神山の麓にある小さな村の遺跡だ」
『おお、ちょうどシルバーさんを捕らえた後に向かおうと思っていた所じゃないか。ね、鳳』
『そうだな、なんだか出来すぎていて、誰かの手の平の上にいるような気分だがな』
『うーん、そうだけど……』
「どうされた? 光の神子様」
僕が黙り込んでいたせいか、フィーロさんに心配そうに声を掛けられてしまった。
「んっ? ああ、何でもないんだ、……ちょうど来ようと思っていた所にこれてよかったな、って思ってさ……」
「そうか……だが、トーゲンからここまでかなりの距離があるのだが、どうやって来るつもりでいた? 確か、光の神子様は守護系の力以外は殆んど使えない、と聞いていたのだが?」
「ああ、うん。でも、ある条件が整えば転移の能力も使えるんだ」
「ほお、それは?」
「それはね、僕の加護を付与したもの、僕が造り出したりしたものがある所に転移出来るんだ。 もちろん先代凰もそうだったんだけど、先代凰と僕は違うから、今回は先代凰の神印を介して先代凰が造ったものの所まで転移する」
「ほお、そんな事が出来るのか?」
「多分ね。やった事が無いからやってみないと分からないけど……多分大丈夫」
僕はそう言うと「それじゃあ、そろそろここから出ようか」と言って立ち上がる。と、フィーロさんも、「うむ、そうだな」と言って立ち上がる。
そして、二人して、少しの間、そこに佇んでいた。
「んっ? あれ? フィーロさん、ここの出方を知っているのでは?」
「うむ、知っている。ここを出るには、管理者キーを使って出る。それは、光の神子様も知っている筈だが?」
「……うん。フィーロさん、持って無いんですか?」
「我が持っている筈が無かろう」
「いや、そんな偉そうに言われても……」
・・・・・・。
「どうするんですか?!」
「どうするのだ?」
僕は再び頭を抱えてしゃがみ込んだ。
フィーロさんは何故か再び僕の前に正座する。
「ここから転移は出来んのか?」
「この先代凰の強力な神印の力場内からでは無理です。出来たとしても、力が干渉しあって何処に跳ばされるか……下手をしたら異次元に跳ばされる可能性も有ります」
「ふむ、……シャイナ教聖騎士団の者達から聞いたのだが、光の神子様は聖騎士団の力の弱まっていた先代凰様の聖甲冑を貴女の加護の聖甲冑に創り変えたそうではないか。ならば、この部屋の転移装置も貴女のものに創り変える事が出来るのでは無いか?」
「規模が違いすぎます。それに聖甲冑は長期間使用されてガタもきていましたし。ここは長期間休眠状にあったんでしょう余りガタも無いし神印もまだしっかりしていますから……」
「だが、出来ぬ訳ではなかろう?」
「うっ、まあ……」
「ここで悩んでいても大切な時間が過ぎていくだけではないのか?」
「……そうですね。時間が過ぎていくのが変わらないなら、悩むだけで何もしないより、出来ることがあるならそれをやるべきですよね」
僕がそう言うとフィーロさんは僕にニッコリと微笑んでみせる。
僕は床に先代凰の神印を一つ描くとそこに手を突いて目を瞑り先代凰の転移装置の神印回路にアクセスを試みる。
先代凰の神印回路にアクセスを開始すると、僕の精神体がその神印回路に潜り込んでいく感覚を受ける。
そして、その感覚が落ち着いた時、僕は瞑っていた目を開いた。
その僕の目の前には緑豊かな大地が広がり、遠くにはメルヘンチックなお城が見えている。
・・・ここは、転移装置の神印回路の中かな? ……だとしたら、これは神印回路のプログラムが創り出した世界ってことろかな? ……で、あの遠くに見えているメルヘンチックなお城がこの神印回路の中枢システムと・・・
どうやら転移装置の神印回路に潜り込んだ僕の精神体は、その神印回路のプログラムが創り出した世界で僕の姿を創り出し僕の意識の殆んどはその精神体にあるようだった。
ただ意識の一部は僕の身体に残っているようでそちらに意識を向けると現実世界の状況を確認できるようだ。
その僕の前には一六〇センチぐらいある僕より少し背の高い女性が立っていた。
その女性は、地に着きそうなくらいまで伸ばした白銀の髪を三つ編みにし、輝くような白銀の瞳の絶世の美女だった。
・・・何処となく、僕に似てる気がする……のも当然か、先代凰だよね。僕はその転生体だもんね……似てても不思議じゃないか……ていうか、そんな人物に対して絶世の美女だなんて……僕ってナルシストの気があるのかなあ・・・
そして『外部からのアクセスを感知』という声が頭の中で響く。
・・・うん。ちょっと違うけど声も似てる・・・ここは転移装置の神印回路の中かだよね……てことは、この先代凰は神印回路にプログラムされたシステムナビゲーターってところかな?・・・
『管理者キー……確認できず』『製作者神格認証…………一部一致せず』『不正アクセスと認定……これよりカウンターアタックを開始します』
『うん、普通そう来るよねー。聖甲冑の時は神印の大部分が消えちゃっててこういうのは無かったんだよねー』
『そんな事を言っている場合じゃないと思うが』
『うん、そうだね、僕達もここで退く訳にもいかないし……神印回路を多少なりとも破壊する事にもなっちゃうかもしれないけど、今は時間が無いから仕方がないよね』
僕は鳳と喋りながらもカウンターアタックを跳ね除け、防御壁を造り出す先代凰の姿をしたシステムナビゲーター兼ガーディアンを倒していく。
『緊急事態、緊急事態、システムセキュリティー第一防衛ラインのガーディアンが突破されました』『警告、警告、これ以上の侵入は敵対行動と見なし攻撃を開始します・サンダーボルト発動』『・・・・』『・・・』『・・』
神印回路のシステムナビゲーター兼ガーディアンを倒す度に似たようなアナウンスが頭の中で繰り返される。
僕はシステムセキュリティである先代凰の姿をしたシステムナビゲーター兼ガーディアンを倒しながら、意識の一部を僕の身体に向け僕の前にいるフィーロさんを確認する。
どうやら、外敵排除のシステムが働いているのは転移装置の神印回路内だけで現実世界では何事も起こっていないようだった。
恐らくだが、もしこの世界でこの先代凰の神印回路に潜り込む事が出来る者がいたとしても、最初のカウンターアタックのサンダーボルトだけで、それが例えこの世界で最強の天人だったとしても昏倒していることだろう。
・・・とは言って、先代凰も僕と同じでこの世界の生命を傷つける事は出来なかった筈だから、よくやっても気絶させるだけでダメージを与えるものではないはず。出力は相手によっても変わるだろうけど、その程度の出力しか無いから、僕には全く効果が無いのかも………と言うか、覚悟を決めて気合を入れてアクセスしたと言うのに、何だか肩透かし・・・
『この転移装置のシステムは思っていたよりも楽に掌握出来そうだよ』
『……余り油断はするなよ。お前はよく油断してミスをおかすからな』
『うっ、……今回は大丈夫だよう。全てのシステムを押さえないと攻撃が収まらないから神印回路の書き換えも出来ないけど、後は中枢システムだけなんだから』
『だと、いいがな……』
僕はここに来てシステム掌握に絶対の自信を持っていた。
何故なら、先代凰の姿をしたシステムナビゲーター兼ガーディアンは初めの内、『私の防壁を破れるものなら破ってみなさい』と言うように胸を張って、『胸を貸して上げましょう』と言うような態度を取っていたのだが、今では中枢システムを守る最後の一人になったシステムナビゲーター兼ガーディアンは目の端に涙を溜めオロオロオタオタしているからだ。
・・・なんだか、先代凰のこの慌てようが可愛い・・・
×××なんだか、おもしろくありませんね×××それに、これは貴女を鍛えるいい機会ですね×××
『えっ? ……鳳、何かいった?』
『いや、何も言ってないが。何か聞こえたのか? ……俺は何だか眠気を感じるのだが……』
『そう、……んー……気のせいかなあ……』
僕が何か聞こえた気がした時、同時に僕の一部が転移装置の中枢システムのある神印回路に繋がった気もしたが、その後、何も無かったので気のせいだと思うことにした。
その時、『警告、警告、これこれ、以上のシステムへの侵入は敵対行動と見なし攻撃します』と、先代凰のセリフが微妙に変わった。
僕が『ん?』と思って先代凰の姿をしたシステムナビゲーター兼ガーディアンを見ると先ほどまでとは打って変わって、微笑みながら自信の満ちた瞳を僕に向けていた。
『さあ、掛かってらっしゃい。お姉さんがミッチリ鍛えてあげるわ』と言うような態度である。




