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再び……参上!

お久しぶりです。


最近はずっと他の人の作品ばかり読んでおりました………やっぱり、人気のある作品は面白いです(≧∇≦)

授業も終わり凛と由美と和美はお昼を食堂で済ませようと向かったのだが、そこで大きく後悔をする事になった。


3人が食堂に着くと同時に他の生徒達の視線の的になっていたのである。


見た事のない凛がいるだけでも注目の的なのに、それに加えて美少女となれば当たり前な事だった。


「ねぇ、あの子…凄く可愛くない?」


「転校生かな?」


「あの子、超可愛い!!」


「此処のクラスの子かな?」


「おっ!スゲー美少女だ!学園ランキングがまた入れ替わるぞ!」


「お前、ちょっと話しかけて来いよ!」


周りの生徒から、そんな事が聴こえる。


「はあーー」


由美が大きく溜息を吐く。


「こ、これは座るのが大変だよね……」


自分達をジワジワと囲んで来る生徒達に顔を引き攣らせながら和美が言う。


「そ、そうですね………」


凛は苦笑いしか出来なかった。


三人は動くにも自分達を囲む生徒達に圧倒されて身動きが取れないでいた。


そんな中、凛を囲む生徒達の後ろから声が聞こえた。


生徒達は一斉に振り返ると呆れた表情をした麗華が歩いて来た。


「一体、何の騒ぎですの?」


麗華を見た生徒達は身の危険を感じ一斉に散って行った。


生徒会を辞めて生徒を規制する権限を無くしても、一言で生徒達を見事に散らした麗華を三人は苦笑いで見ていた。


「あら、また貴女達ですの?」


麗華は前回の事を思い出しながら話し掛けた。


「助けて貰ったのは嬉しいけど、何か棘のある言い方ね?」


「そんな事はありませんわ!」


由美は麗華が嫌味を言っていない事は分かっていた。


麗華は根は素直な子なのだが、どうしてもその話し口調のせいか、知らずのうちに相手を不機嫌にさせてしまうのだった。


由美達は最近、麗華と友達になり接する様になり、麗華の事が少しずつ分かってきたのである。


「相変わらず麗華ちゃんの言葉に皆ちゃんと従うよね!まるで女王様見たい。」


和美がニヤニヤしながら言うと麗華は慌てて否定する。


「な、何を言ってますの!私は昔から皆さんから苦手とされてるだけですわ!」


麗華の言葉に和美は意外そうな顔をした。


「あれ?知ってたの?」


「当然ですわ!生徒達の態度を観れば嫌でも分かりますわ………」


「そっか………でも風紀委員やっていたから仕方ないよ!」


和美は麗華をフォローする。


麗華は和美が自分に対してフォローした事が分かって嬉しくなった。


「和美さん……ありがとう………」


「ど、どうしたの急に?」


「いいえ……何でもありませんわ!」


意味が分からない和美と嬉しそうに笑みを浮かべる麗華だった。


「ねぇ…そろそろ、お腹が空いて来たんだけど………」


お腹が空き過ぎて暗い顔の由美が二人に言うと二人は苦笑いで答える。


「そうだね。私も今の騒動でお腹が減ったゃった!」


「そうですね……でも、その前に由美さんの横にいらっしゃる方の紹介をしてもらえますと嬉しいのですが!」


由美も和美も、すっかり凛の事を麗華に紹介するのを忘れていた。


「「あっ!?そ、そうだった!!」」


二人は焦っていた。


「遅れながら申し訳御座いません。私、海外 篤と海外 寛子の妹の海外 凛です。宜しくお願いします!」


凛は麗華に軽くお辞儀をした。


凛が篤と寛子の妹だと聞き麗華は少し動揺する。


「篤様と寛子さんの妹さん?」


「は、はい!そうですが……何か?」


「い、いえ、何でも御座いませんわ。私は………」


「黒柳 麗華さんですよね!」


麗華が名乗る前に、凛が先に答える。


麗華は戸惑いながら凛に尋ねる。


「えっ?な、なんでご存知ですの?初対面ですよね!私達………」


凛は戸惑っている麗華を見てニッコリと笑いながら言う。


「麗華さんの事は、お兄ちゃんから聞いておりますから!」


「あ、篤様からですか?」


「はい!」


凛の口から篤の名前を聞くと麗華は最初は驚いたが、次第に頬を赤くさせてモジモジしながら独り言を呟いた。


「もぉ〜篤様ったら、こんな可愛い妹さんが居たなんて……一言、言って欲しかったですわ!」


麗華の独り言を聞いた凛がチラッと由美の方を見て小声で訪ねる。


『ねえ由美さん……ひょっとして麗華さんはお兄ちゃんの事を………』


『みなまで言わなくていいわ………そうよ!凛ちゃんが思った通りよ……それも、かなり重症よ!』


『由美さんも色々と大変ですね!』


『な、なんで私が大変なのよ!』


『いえいえ、こっちの話です。』


(由美さんも自分の気持ちを認めたらいいのに………意地っ張りなんだから!)


凛は溜息を吐きながら顔を横に振る。


先程から独り言を言っていた麗華が目をキラキラさせながら凛に話し掛けてきた。


「ねえ、凛ちゃん?」


「な、何でしょう?」


麗華の言葉に凛は嫌な予感がした。


「これからは、私の事をお姉ちゃんと思って下さい!」


「えっ!?」


思いもしない言葉に凛は困惑する。


そんな凛を心情など構わず麗華は話を続ける。


「将来、凛ちゃんは私の義妹になるのですから、今の内から練習を兼ねて私の事を麗華お姉様と呼んでね!」


麗華は話し終わると「言っちゃった!」と言いながら、恥ずかしそうに両手を頬に添えて顔を横に振っている。


その姿は恋する乙女であった。


(な、何故そうなるのよ!)


(流石、麗華ちゃん………予想より斜め上を行くわね………)


(ははは………お兄ちゃん大変な人に好かれてるよ………)


突っ込みを入れたい由美達だったが、麗華の喜んでいる姿を見ると、何も言えなかった。


何故、こうなってしまったのか不思議に思う三人だった。








それから四人は食事をしながら、先程の暁の独裁者的な行動について話していた。


「全く暁先生には困ったものですわ!」


事の経緯を聞いた麗華が溜息を吐く。


「麗華もそう思うでしょ!あの先生には私達も困ってるのよね……ねえ和美!」


「確かに私も前々から、暁先生の独裁政治はやり過ぎと思っていたけど、今回のは余りにも酷かったよね!凛ちゃんが可哀想に思えたもの!」


「えっ?私は別にそんな………」


「そうだよね!」


凛の言葉を遮るように由美が言った。


別に凛は暁のした事に対して、迷惑など感じていなかった。むしろ学生として授業を受けさせてくれた暁に感謝していたのだが、暁の文句で盛り上がっている由美達に対して、とても言える状況ではなかった。


(暁先生……ごめんなさい)


凛は暁に対してそう思った。


「そういえばさ〜井上の行動が変だったんだけど、ちょっと聞いてよ!」


突然、由美が話題を変えた。


「どうしたの由美?」


「そうですわ!由美さん」


和美と麗華が由美の突然の話について困惑する。


「ごめん、ごめん!あのね、私が凛ちゃんの素性を聞かれていた時にね、嘘ついて助けてくれたのよ」


「ん?話の内容が見えませんわ!由美さん?」


「私も分かんない!」


由美は自分の話しに主語がない事に気付き和美と麗華に詳しく説明した。




「うーん………確かに由美さん言う通り井上君の行動は変ですわ!」


「そうだね!でも、どうして井上君はそんな嘘ついたのかな?」


「私もずっと疑問に思っているのよ………」


三人が悩んでいると中、凛が突拍子もない事を言い出した。


「あの〜……ひょっとしたら、井上さんは、お兄ちゃんの事が好きなのでは?」


「「「はあ?」」」


三人は凛の言葉に驚いた。


三人の驚き様に、凛は何か不味い事を言ってしまったのではないかと不安になった。


凛が自分の言った内容を思い出すと、顔を真っ青にした。


(わ、私………とんでもない事、言っちゃってるよ!こ、これじゃ……井上さんがお兄ちゃんの事………ヤバイよー!私が変なフラグ立てちゃった!!ごめんなさい、ごめんなさい、井上さん!!)


凛は慌てて誤解を解こうと思い三人に話し掛けようとしたが、三人は何やら納得した表情して頷いていた。


「その線は思いつかなかったわ………」


「まさか、井上君が篤君の事をねえ〜」


「篤様………不潔ですわ!」


「……………」






三人の呟きを聞いた凛は時に既に遅しと思った。

いつも読んで下さり有難うございます。


感想・意見・誤字脱字報告もお待ちしております。

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