変身?
俺達は走ったお陰で結構早く学校近くまで来れたが此処で悪友と会ってしまった。
「オッス!篤!今日も全力疾走か?」
今、挨拶をしたのは一年の頃から同じクラスで、いつの間にか行動を共にするようになっていた悪友の佐藤 翼だ。
コイツの能力の実力はBランクなのだが、制御が出来て無いので周りに被害を撒き散らすのでDランクなのだ!こいつとは、よく悪さを三人でしては生活指導を喰らっている。
(もう一人はこの後、直ぐに出て来るだろう…………)
「おう、翼!お前も今、登校か?」
「知ってるだろ!俺ん家、学校から徒歩で10分だって!」
(羨ましい!俺ん家なんて徒歩で30分かかるのに悲しくなるよ!………泣くな俺!)
「お、おう!そうだったな!」
(………すっかり忘れていた。)
「それより篤さ!頭に端が刺さったままだぞ?」
「ヤベー!取るの忘れてた!」
「篤って、本当に馬鹿よね?」
(由美よ……それは思っても言っちゃダメだろ!)
「おっと、由美ちゃん!相変わらずキツイね」
「まあー、翼君も同じだけどね!」
「「………………」」
「あっ!もうこんな時間だ?2人とも遅刻しちゃうわよ!」
「マジかよ!いそごうぜ」
俺達は急いで校舎へと入って行った。
俺達が通う学園名は天童学園と言う名で創立40年の歴史があって、全校生徒800人の超能力者を育成する為の学園でもある。
俺の両親もここの卒業生で何か、学園長と母ちゃんは知り合いみたいだ。
俺達は同じ2-Dのクラスなので一緒に教室に入って行った。
「間に合ったぜ!」
「ホントあんた達のいらない会話でこの私まで遅刻する所だったじゃない!」
「そんなに言うなら、先に行ってりゃ良かったのにな!」
バチバチッ!!!
「篤!!何か言った?」
(今、放電しようとしたよな!!コイツは母ちゃんの次に、こえーよ!)
「言ってません!」
「痴話喧嘩もそこまでにして!」
「「何か言った!!!」」
「言ってません………」
そんな事をしているうちに担任が教室に入ってきた。
紹介しよう2-Dクラスの担任の名は暁 菜々子で、今年で28歳の寂しい独り身で、徹夜でギャルゲーをしている痛い人なのだ!
「出席を取るぞ!」
「先生、まだ井上君が来てません?」
「また、あいつか!どうせ、サボりだろ?出席を取るぞ」
そう言うと、暁先生は出席を取り終えると教室を出ようとしたが、いきなり俺の方を振り向いた。
「海外!ちょっと頼み事があるのだが?」
(い、嫌な予感!?)
「な、何すか?」
「お前の片割れを探してきて欲しいのだが?」
「嫌っすよ!」
「ほ~!何時からお前は私に逆らえる様になったのかな〜?これ以上、成績を落としたくないだろ?」
(これは、脅迫だ!もはや教師の立場を利用して………人間では無い!)
「了解しました!直ちに捕獲してきます!」
「うむ!どうせ、アイツは何時もの場所にいるだろ?」
暁先生が教室から出て行き、俺も直ぐ様、屋上へ向かった。
屋上に着くと一人の男が寝ていた。
「おい!サボリ、何してんだよ?」
「ん?篤か?お前こそ何しに来たんだ?」
「お前を捕獲するよう、暁に言われたんだよ!」
「お前も大変だな?」
「お前のせいだろ!!弘雅!」
こいつの名前は井上 弘雅!学園内でもAランクの実力者なのだが、こいつは人としてダメな奴である!よくサボる!本気を出さない!結果、俺と同じDランクの評価になっている!学園内では弘雅と翼と俺で3匹の落ちこぼれと言われている。
「そんなの良いからさ、篤も一緒に寝ようぜ?」
「断じて断る!」
「お前は何時も真面目だよな~?」
「しょうがねぇ~だろ!お前と違って俺には能力値が低いから、真面目に授業受けねーと卒業出来ねーの!」
(俺は、本気を出すと女体化しちゃうし一生、男で過ごすたいんだよ。)
「ん~?本当にか………?」
(こいつは変な所で感が鋭いもんな!?)
「なっ!何言ってんだよ!」
「まぁ~いいや!それより、寛子ちゃんは元気か?」
「えっ!ひ・寛子ならまだ体調が優れないから入院中だよ!一時は学園に来れないって言っていたぞ!」
(俺は一生寛子には、なる気は無いので残念だったな!)
「そうか!残念だな………しかし、篤と寛子ちゃんは双子なのに全然、似てないよな?」
「俺と寛子は二卵生だから似てないんだよ!」
「初耳だぞ?」
「お前らが聞かなかったんだろ?もう寛子の話は終わりだ!そろそろ行くぞ!」
「結局、俺も行かねえといかんのか?」
「当たり前だろ!」
弘雅を連行して教室に戻っていった。
戻ると皆が体操服に着替えていた。
「やべ!一時間目は能力実技じゃん!」
(俺は嫌なんだよなぁ~!能力使いたくねぇーし!)
「だからフケた方が良かったんだよ!」
「お前は毎回、フケてるだろ!少しは自粛しろ!」
「反省!」
「………お前は猿か?」
俺達は慌てて、着替えグランドへ向かった。
「遅いぞ!海外と井上!」
「「すんませ~ん!」」
ガッチリムキムキの体育教師に怒鳴られ俺達は列に並んだ。
昔から、この教師は女子には優しいのだが男子には厳しいエロ教師だ!まるでゴリラだ!
その間に地面から的が出てきて俺らの足元に白い線が現れた。線から的まで10mぐらいはあった。
「ヨシ!的を用意したから、線にそって横に10人並んで各自に雷を作り的に放て!」
ゴリラが合図をすると一列目の10人が一斉に雷を手に作り放ちだした。
それぞれ能力の力量が違うので的を完璧に破壊する者のいれば、半壊ぐらいの者もいる。
俺は最終列にいたので他の者の見ながら待っていた。
次の列には由美の出番だったのジックリ拝見してしてやろうと思ったが次の瞬間、由美が放った雷は的に直撃すると大きな爆風を立てて粉々に散っていた!
(由美………お前は怖すぎるだろ!ブルブル………)
俺はブルブル震えていたが次の列に弘雅がいたのがわかったので、また適当に終わらせるんだろうと思っていたら、予想通り、弘雅は的を焦がすぐらいしかしなかった。
(弘雅………お前は何時も適当だね!Aランクの実力者の癖に!)
早く終わんないかね!なんて思っていたら、いつの間にか翼の出番だった!
「ヤバイ!!!」
俺は必死にその場から逃げ出した。
案の定、翼は手に作った雷を制御が出来ず自爆した!
(アイツの側にいたら巻き込まれていたぜ!?)
何だかんだで、最終列の俺まで回ってきたが、俺は今の状態での全力で雷を作り、的に放った!
それを見ていたクラスメイトが………。
『……………………』
俺の雷は的まで届かなかった。
ゴリラが俺の方を見ると怒鳴ってきた!
「海外!毎回これか!!ちっとは上達せんか!!!」
「すんませぇ~ん!」
(男の時での、俺の全力なんすよ~!勘弁して下さい!)
「もういい……下がれ!」
「はい!」
実技が終わると由美達が俺の所に来てくれた。
「篤、気にしなくていいのよ、誰だって不得意はあるんだからね!」
(由美、お前に言われると凹む!)
「そうだな!気にすんな!」
(弘雅、お前は俺の事より少しは本気をだせ!!)
「落ち込むなよ!」
(翼、お前はには言われたくない!お前も少しは落ち込め!!!)
「取り敢えず………みんな、あんがとな!」
あっとゆう間に、放課後になってしまって、俺はクラスの掃除当番だったので、3人は先に帰って貰って俺は一人で家に帰宅していた。
丁度、工事現場の前で小さな女の子が2人で地面に落書きをして遊んでいた、俺は気にせず女の子の横を通り過ぎていたら上から大きな叫び声が聞こえたので、俺は直ぐに上を見上げると、空から鉄骨が落ちてきた。
女の子達が危ないと思った瞬間、俺は能力を本気で開放をしていた。
瞬時に雷を作り鉄骨に放っていた。
接骨は跡形もなく粉々に散っていた。
工事現場の作業員達はあんぐりと口を開いたままだった。
俺は直ぐに子供達に近づき確認をする。
子供達は泣いていたが怪我は無かった事を確認した俺はハッ!と我に返った。
「やってしまいましたわ………」
(口調が………女言葉なってしまったわ………)
そこには、腰まである紫色の髪を持ち、空の様に深い青い目をした少女がいた。