登場人物紹介03
霜月高校
子津由美:一年生の頃から霜月高校の中心選手で、世代別代表のキャプテンも務めている。日本で一番信頼できる選手の一人。プレイスタイルは基本に忠実で守備に特化した選手。他の四選手を使った守備陣形は並の高校じゃほとんど満足なプレーをすることができず、そこへ由美を加えた守備力は――――五十点以下の試合。それが霜月高校の代名詞になっている。
三年、ポジションはポイントガード。背番号4。
大林陽兎:三年、センター。背番号9。
中高とバレーをやっていたが、二年の夏の由美の試合を見てバスケ部へ入部。学年で有名な由美が勝てなかった試合は周りの力不足だと考えて、少しの助力があれば全国制覇もできると本気で思っている。愛称はハル。
宮崎冬宙:二年、シューティングガード。背番号12。
ハンドボール部志望だったのを、中学の先輩だったハルに連れられてバスケ部へ。
縦の高さで高校女子最高を誇るハルと比べても、横への俊敏性と滞空時間は目を見張るものがある。ハルとスバルの二人で制空権を支配する。
月見八尋:三年、スモールフォワード。背番号11。
ワンツーパスでゴール前に入り得点する。カウンターであっても確実に点を狙う。
出雲雨蘭:三年、パワーフォワード。背番号10。
ターンオーバーしたボールをドリブルでゴールまで運び、月見とのコンビプレーも強烈。