第一話 この世界
どもっ作者です。最近はテスト期間なのでさらに更新までが伸びます!ほっんとに申し訳ないです。
さて、傷が回復するまで暇だな…。
どうせ魔力回復まであと一日はかかるし…。じゃあ皆さんにこの世界について語ろうと思う。
まず、この世界は皆さんがいうところの異世界ってやつだ。ここは大陸だ。どんな形かというと……皆さんのいる世界のオーキトラリア大陸?たしかそんな感じの名前の大陸に似た形をしている。
んで、今は勇者に滅ぼされて人間によって解体されているであろう私の領地「エルケーニ」この大陸の最北端にあたる土地だ。最北端といえど、この世界は気候が穏やかで極寒というわけでもなく、しかも魔法のおかげでいつでも快適になるように結界が張られている。このおかげでエルケーニの住人たちは快適に過ごし、畑から食料も取れる。これがなければ食糧を求めて人間たちと普段から大戦争になっていただろうな。エルケーニの住民(主に魔王軍である)はどうしているだろうか。
そして、エルケーニから南西に移動していくと「デルタ大樹海」「イプシロン山脈」と続く。これら二つの地域とエルケーニを合わせるとこの大陸の3分の2を占め、ここが魔王が治める土地。と人間たちが勝手に解釈している。デルタ大樹海とイプシロン山脈は私は何もしていないはずなんだがな。まぁエルケーニに近く、魔物も強い、しかも魔王軍がよく居るとなればそうなるのもおかしくない話か。
さらに西へ移動していくとたくさんの人間たちの国がある。いくつか大きいのもあるが基本的には小国らしい。名前は…何せ人間たちに興味がないせいで全く知らないな。ここまで紹介した地域を全て足すとこの大陸の4分の3となり、残りはこの大陸で一番大きい国「メンシュ王国」が存在しているらしい。勇者もそこから遥々このエルケーニまでやってくるそうだ。ちなみにだが、メンシュ王国はエルケーニから一番遠いということで、数々の施設の本部が置かれているらしい。私が知っているのは冒険者ギルドなどの西方ギルド協会の本部、人間の宗教の中で信者が多い聖メンシュ統一教の聖地もここになっている。
まぁこの世界の地理はこんなもんだ。
次にスキル、ステータスについてだ。
この世界のスキルには、時たま手に入るようなコモンスキル。例を挙げるなら怪力とか、水移動とかだな。そして超絶鍛錬を重ねたり、コモンスキル同士の統合が起きない限り手に入らない、グレートスキル。例は、神速とか、水移動に何かのコモンスキルが統合されると水操作となるな。後生まれた時から持っていて、何かのきっかけによって手に入る、世界に二つと同じ種類の物は無い。そんな自分専用のスキル、それがオリジナルスキルだ。このオリジナルスキルがあるかどうかでこの世界を生き残れるかどうかが決まってくると思う。後で私のステータスを見せてあげよう。
最後に伝説級の存在としているエンシェントスキル。このエンシェントスキルは古代の頃から存在していて、転々と使用者の元へ回っているらしい。私ですらエンシェントスキルは一つしか知らないので本当に伝説級の存在となっているな。
次にステータスだ。ステータスは名前、種族、役職、使える魔法、所持スキル、総魔力量が表示される。(表示と言っても脳内表示だけどな)新たにスキルを手に入れるとこれが開いて、確認をすることができる。基本、ステータスは自分しか見ることができないが、グレートスキル「解析鑑定」があると他の者のステータスを見ることができるようになる。相手の持つスキルの効果まで見れるから勝負が一気に有利になるな。ただ、強い者になってくると当たり前のようにステータスを相手に見られないよう妨害したり、そもそも別の情報を相手に渡したりできるようになるけどね。
さて、もうそろそろ魔力が歩けるレベルまで回復してきたし洞窟から出てみるのもありだな。
洞窟の外に向かうか。
ふー、一日ぶりの太陽は気持ちいいね。私の魔力感知に他の人間の気配はないし、少しあるこうか。
話の続きをしよう。私は人間に興味なんてないから人間の話はまた今度だ。
次に魔王軍についてだが………ってあれは誰だ?人間か?なんでこんなところにいるんだ…。
話しかけにいってみるか。なんかここで人間を殺すと勇者に報復されかねんしな。
次回からせっかくなので登場人物に前書きを任せたいと思います!