表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『砂漠(とび)に姫(あぶらあげ)をさらわれる 』  作者: 森実
5章 世間知らずと40人の盗賊
22/24

05-01 「布団はがないでよ~。」

ホント、更新が遅れていることすみません・・・。

今回は3話同時更新します!!


さて、皆さん!!

『玉手箱』の番外読みましたか?

前章ではやっと物語の本題がでてきました!!

重い腰を上げて中盤に入ってくることができました。

それではどうぞ!!


「また、やってきました。

『クイズ¥ビリオネア』の時間です。

[Q2]

今私は大きな麻袋に入れられて、明らかに運ばれている最中モナカです。

さて、向かう先はどこでしょう?

次の選択肢から選びなさい。


1、華胥洛の奴隷市場。

2、砂漠の墓場。

3、盗賊のアジト。


あああ・・・。どれもいやだ・・・。Somebody help me・・・.



***************


私は今、目の前に見える朝日に向かって、荒野の中をズンズン走っています。

またがっているのはオーリッチいわれるダチョウにソックリな生物。見た目以上に柔らかい羽毛で覆われているため、すわり心地はいい方だと思う。

がしかし、それはあくまでも普通に走るときのことであって・・。

今みたいに、決してその鍛え抜かれた筋肉モリモリの太ももを最大限・・・に動かして走る場合を言うのではない。


ホント、お尻が痛い。

初心者マークの私にいきなり荒野の高速走行は辛いです・・。トホホホ。


私はサブリナに明け方に笑顔で(←怖かった・・。)叩き起こされた。

「ジョシュア様!!起きてください。出発時刻になってしまいます!!」

「サブリナちゃ~ん。もうちょっとぉ~。」

「だめです。」

「ヴぁぁ・・。布団はがないでよ~。さむいよぉ~。」

そんな会話をしながら、サブリナはいつもより庶民的に近づいた服を持ってくるとパパッと結を着替えさせてしまった。格好は風の谷のナウシカのユパ・ミラルダの着ているようなものだ。マントはフードなし襟付きバージョンで、テンガロンハットにブーツそしてグローブと全て皮で統一されていた。

お決まりの旅装に感動してサブリナに言う。

「これすごいね・・・。コスプレみたい。」

「はぁ。こすぷれ?」

「コスプレとはコスチューム・プレイを語源とする和製英語で、アニメやゲームなどの登場人物のキャラクターに扮する行為を指すらしいです。」

「こっこすちゅうむぷれい?あにめ・げいむ?」

「簡単に言うと仮装してるみたい!!って感じ。」

「はぁ。火葬ですか?」

「意味が違うよ。仮装っていうのはね。」

思わず、仮装も知らないそんな人生もったいないサブリナちゃんの腰に手を回すとソファに促し、自分と一緒に座る。(←建前)

「はい。」

よっし。これでしばらくゆっくりできる・・・。(←本音)

低血圧ではないけど、ちょっとくらいゆっくりさせてくれたっていいじゃない、ね?

「そもそも仮装とは・・。」

「サブリナ!早くジョシュア様のお支度を!!殿下がお待ちです。」と、どこからともなくシリンダの声が聞こえた。

「チッ。もうちょっとゆっくりできると思ったのに。」


どうでしたか?

続きますよ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ