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『砂漠(とび)に姫(あぶらあげ)をさらわれる 』  作者: 森実
4章 風呂あがりの月夜に 
19/24

04-04 「さて、話をするとしよう。」

様々な前菜に、パスタ、ボリュームのある第2の肉皿にさっぱりとしたサラダボウル。

極めつけにとろけるSWEETSにフレッシュなフルーツ。

私は食べ物を目の前にした途端に頭の中の詰め込みテーブルマナーは一瞬のうちに消え去った。どうにでもなれ~!!とおいしそうな食べ物にフォークとナイフを0.001秒の速さで突き刺し、口に放り込む。すると、頬が落ちるほどの味が口の中に広がった。

おいし~ぃぃぃぃぃぃ。サイコー!!


食事の間に重要な話は特に無く、ナマのクラシック演奏が流れていた。

私は思うのです。こんな一庶民がこのように贅沢な食事をしていいのでしょうか?

そして、褒めたくなります。良くやったあの時、陛下を助けたわたし!!!


スィーツが出された時、シリンダにウィルソンが耳打ちをした。

「畏まりました。」

パンパン

シリンダが、手を叩く。

すると、周りで、給仕にあたっていた者と演奏家たちが部屋から出て行った。

最後にシリンダも頭を下げて、部屋から退出した。

そして、ウィルソンが席についているウィリアムとルーカスと結を見回すと口を開いた。

「さて、話をするとしよう。

今回、この城の中にいたアイリス姫が何者かの手にかかって攫われた事件は知っておるだろう。もちろんのこと、首謀者はだれか分かっていないの現状だ。

しかし、こういった不穏な動きは東の端にあるトウン国でも起こっていると連絡が来た。

ワシとトウン国の王は、首謀グループが姫をさらい、トウン王国に罪を着せて、サイリニア王国に攻め入らせようとしているのではないかと見ている。

そこで、君たちにはトウン王国に内密の使節として行ってもらう。

そして、アイリス姫を奪還する共に、トウン王国と連携をはかり首謀者を見つけ出してほしいのだ。君たちには新しい市場の開発のために旅をしている紅茶商としてトウン王国に向かってもおうと思う。出発は明日の明け方に城から出て行く商人の一団と共に発ってもらう。ウィリアム、サイリニア王国の王子として誇りを持ってこれを導け。」

「はっ。」ウィリアムが頭を下げた。

「ルーカス・アルベルト、ジョシュア・ルーズヴェルト共にこれの腕となるように。」

「はい。」ニッコリしてルーカスが頭を下げる。

「はい!!」いきなり名前を呼ばれ、結はついテンパって返事をしてしまった。


「フム。」ウィルソンは満足そうに微笑すると、立ちあがった。

いつの間に来たのか隣にはシリンダがおり扉を開けた。


バタン。

扉が閉まった。

私は思いっきり、ウィルに言った。

「ウィル!!あんたみたいな口悪で意地悪が王子なんて、聞いてない!!!」

「別に、アホに言う必要ないだろう。」

「なぁぬぅ~。」

バチバチバチ

二人の間に花火が散る。

「まあまあまあ。そんなこと言わずに。ウィルもジョシュアも。」

少し困った顔をしてルーカスが二人の間に入ったのだった。


だんだん進んできました。

解らないことがあったら、質問ください。


拙い文章ですみません。




感想やコメントお待ちしています。


↑↑これによってやる気になります。(o^∇^o)ノ。



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