僕の初めての彼女は28歳の大人の女性だった!
僕は22年間、彼女を作った事がない童貞男だ!
初めて付き合う女性には、僕のすべてを捧げようと思う。
僕の初めての彼女は28歳の大人の女性だ。
彼女はそれなりに好きな男性と付き合ってきた経験のある女性だと聞いている。
僕は彼女に“最初で最後の童貞をささげるつもりだ!”
彼女と結婚する事が僕の願いでありゴールだと思っている。
絶対にどんな事があっても僕は彼女を逃さないぞ!
『・・・ぼ、僕みたいな男と何故付き合ってくれたの?』
『初々しい感じがいいなって思ったの!』
『“初々しい?”』
『だって! 一騎クンって童貞でしょ!』
『えぇ!? 見て分かるの?』
『挙動不審だし、女の子に慣れてない感じとか?』
『・・・そ、そうかな、』
『女の子と二人きっりって苦手でしょ?』
『・・・ううん。』
『そこが可愛いのよ!』
『可愛いって? もう僕は22歳だし、可愛いって歳じゃないよ!』
『“ズケズケくる肉食男子よりマシよ!”』
『そういう男の人って嫌いなの?』
『そういう男は私は苦手なのよ! だから一騎クンみたいな男の子が
好きなのかな。』
『・・・そ、そう。』
『“私に似合う彼氏になってね!”』
『うん!』
元々、彼女は“年下男子が好きらしい。”
それも僕みたいな女の子と付き合った事がない童貞男が好みらしいのだ!
僕は彼女にこれから調教されていくのだろう。
それも悪くない!
何が良くて何が悪いなんて僕には分からないし......。
年上彼女に僕のすべてをあげるんだ!
最初に彼女から僕に手を繋がないかと言われてつないだ手と手。
凄く彼女の手はあたたかく、僕を安心させてくれた。
次は彼女と初めて“ハグ”をする。
彼女の胸が僕の胸にあたる、ドキドキが止まらなかった。
彼女の腰に回していいのか? 僕の手はおどおどしっぱなし。
彼女は優しく僕をエスコートしてくれた。
やっぱり年上の彼女は頼りがいがある!
『ねえ、目を瞑って。』
『えぇ!?』
『いいから、早く!』
『・・・ううん。』
【チュッ】
『・・・・・・』
『どう、初めてのキスは?』
『ううん、良かった。』
『私とだから良かったの?』
『勿論!』
『これで“初めてのキスも私だね!”』
『“僕の初めてはすべて羽衣ちゃんだよ。”』
『そう言われるとなんだか恥ずかしい。』
『頼りがいのある僕の年上の彼女だよ!』
『年下彼氏ってかわいいから好き!』
『僕は、初めての彼女が羽衣ちゃんで良かった。』
『なんか、一騎クンって素直で可愛いよね!』
『そんな事、今まで誰にも言われたことないよ。』
『私が可愛いって言ってるんだから! 素直に喜びなさい!』
『・・・あぁ、はい!』
『素直でよろしい!』
『可愛がり過ぎかよ。』
『そうね。』
・・・年上の彼女と付き合って半年後。
僕の初めてをすべて彼女に捧げた日。
彼女と向かえる朝は、最高の日になった。
年上の彼女って最高だと僕は知る。
『今度は、“二人でスタートだね!”』
『うん、結婚しよう!』
『うん。』
今では彼女の薬指には僕が彼女にあげた結婚指輪がキラキラと輝いている。
ここからは二人で、家庭を築いていきたい!
僕と彼女と二人の間にこれから産まれてくる子供と一緒に......。
僕の初めてをすべて捧げた彼女に今度は僕が“幸せ”という名の初めてを
捧げてあげたいんだ!
これからも僕とずっと一緒にいてほしいんだよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。