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番外編 ゴブリンレース開幕!

3話分ほどございます。


 ウィリアム王子の事件が落ち着いて、町の住民たちはそれぞれの日常を取り戻した。ある者は冒険へ、ある者は魔物討伐へ、ある者は行商へ……そして、それはサトルも例外ではない。やるべきことが山積みなのだ。


 机の上に積まれた大量の資料を目の前にすると、シールドウェストの冒険者ギルドマスターがいつも受付嬢から逃げていたのを思い出す。ギルドマスターもこんな気持ちだったのだろうか?今なら分かるぞ。今それに倣って逃げ出したくなっているからね。数日やらなきゃいけないことを放置したからこうなるのは当然だったのだが。


 資料に目を通していくと、芳しくない収支報告が目立つことに気がついた。どの報告書も資金不足によって出てきたトラブルばかりだったからだ。カジノの起爆剤はこれ以上ないほどに上手くいったが、町の成長速度に対する資金がまだまだ足りない。…つまり、またお金がない!


しかし、俺の頭ではこれ以上良い案が思いつかないので、商人として活躍中のドーツクに連絡を取ることにした。


 彼は、俺が護衛依頼を受けたときの依頼主だったのだが、縁あって冒険者の時からずっと関わりを持っている。町の整備や乗合馬車などの交通事情は全て彼のおかげで整備する必要がない。というのもドーツクは俺の力で魔物を従える力を宿したという経緯を持つ。彼はその力によって、ほぼ懐くことがない魔物を従えて馬車の動力に使うことで、馬では実現できない大量の資材運搬と迅速な拠点間の移動を可能にしたのだ。元々持っていた商売の知識もあってか、彼は輝かしい商人としての成功の道を歩んでいる。そんなすてきな商人に少しくらいあやかろうとしても罰は当たらないだろう。


 ドーツクからの返事はお昼を待たずにルチルちゃん経由で飛んできた。内容は『いつでもどうぞ!お待ちしております。むしろ迎えにいきますか!?』とフレンドリーな文章にイラストまで添えられていた。さすがに俺の急用で迎えは気が引けるので、俺から向かう旨を紙に書き、ルチルちゃんへ渡して空へ放った。


 ということで、手をつけたばかりの資料を放置してドーツクの拠点まで向かう。……これは公務だから許されるよね…!?と、誰に言うでもない言い訳を心の中で免罪符代わりのように復唱を続ける。途中、鋭い目線を感じたのは気のせいだと思いたい。


 ドーツクの商会はソード・ノヴァエラの入口から近くにある大きくて立派な建物だ。馬をとめておくスペースに加えて、貴族が来店しやすいように馬車のスペースまで確保されていた。商会の中は冒険者ギルドの作りに似ていて、受付と待機スペースがあるが、冒険者の集まる場所とは違って静かで事務的な雰囲気。もちろん酒場の併設は無かった。うるさい冒険者のヤジも飛んでこないし、ケンカの音も聞こえない。エールを入れた木製ジョッキを突き合わせて叫ぶ声も聞こえない。あるのは商談中であろう真面目な話くらいだ。


冒険者ギルドの雰囲気に慣れてしまっているせいか、凄く違和感だった。…なんだろう!この大人な雰囲気は!?これが商会というやつか!


 (…ドーツクさんは一からこれを築き上げたのか、凄いな)


 受付で要件を伝え、ソワソワして待っているとドーツクが手をふりやってきた。ヒポグリフィンの羽をアクセントにした帽子と、白と緑を基調にした清潔感のある服を身に着けている。彼の整った顔立ちによく似合っていて、やり手の商人っぽさが引き立っていた。


 「サトルさん、お久しぶりです!ふふん、どうです?私の商会は」


 「とても立派で驚きました!」


 ドーツクは嬉しそうに頷く


 「ふふん、そうでしょう、そうでしょう。私が心血注いだ商会です。といっても、ここまで大きくできた理由の大部分はサトルさんにあるのですが」


 「そんなことはないですよ。この町で重要な交通を一手に担ってくれているドーツクさんだからこその成果だと思います。ところで、相談があるのですが……」


 「連絡用の鳥の件ですよね。では、場所を移しましょう」


 受付付近で商会の主と領主が立ち話というのも目を引いてしまうだろう。彼の配慮に感謝だ。


 二階の応接室に案内され、高級そうな飲み物を出された。カルミアが淹れてくれた茶に匹敵するくらい美味しい。


 「これは美味しいですね…」


 「ふふん、お気に召したようで何よりです。これはサトルさんが仲良くされているエルフの里の生産者から譲っていただいたものです。閉鎖的な彼らですが、サトルさんの名前を借りれば交易をスムーズに受け入れてくれているので、とても助かっているのですよ」


 …サリーの故郷であるジロスキエント・ミトスツリーのことだろう。元々は閉鎖的な里だったが、俺が関わった一件以来、彼らとは交易を続けている。ガルダインの鍛冶場とサリーの店に、この里出身のエルフが留学のような形で鍛冶や錬金術を勉強しているが、これはまた別のお話だな


 「それは良かったです。俺の名前でよければいつでも使ってください」


 ドーツクは深くお辞儀をして対面に座った


 「本当に、出会った時から感謝が絶えません。おっと、そろそろ本題に入った方がよろしいでしょうか」


 気の回し方といい、言葉使いといい、いつ見ても出会った時とは別人である。一人で商会を立ち上げてしまうほどの行動力と自信溢れる雰囲気は変わらないが。


 「そうですね…単刀直入に言うと、カジノや武具屋では資金練りが難しくなってきたのです。あともう一つくらい稼げる何かがあれば、と思いまして…」


 ドーツクは顎に手をあてて考える


 「ふむ……私はサトルさんと出会ってから、あの護衛の一件以来、魔物と仲良くなる力が研ぎ澄まされました。私を頼ってきてくれたということは、きっとこの力を使った何かを期待してのことでしょう。たしかに、この力を使えば、他では見れない何かを一緒に作り上げることができるかもしれません。」


 俺は興味から前傾姿勢になって、その言葉の続きを促す


 「おお……それはどんなアイディアですか?」


 すると、ドーツクはウィンクして自身満々に言った


 「ふふん!そうですね……こういうのはどうです?」



 ・・・


 冒険者ギルドに併設されている酒場。昼間から飲んだくれている戦士が二名。皆は既に狩りに出かけているというのに、連日入り浸ってはサボりを続けている。受付嬢からの冷たい目線にも負けずに、今日、何杯目か分からないエールを口の中に流し入れる。


 そんなやる気がない冒険者二名の闘志を燃え上がらせたのは一枚の宣伝チラシだった


 「おい、ゴドル。これ見てみろよ」


 「ん~?……またカジノの宣伝チラシか~?もういいって…昨日負けたばっかりだろう。ってなんだこれ?」


 半分まで飲んだエールとつまみをテーブルの隅に除けて、手渡された紙を読み込む。そこには派手な色使いで目が痛くなりそうな文字と、数十秒で描いたと言われても納得できるほど下手なゴブリンと思わしき絵が描かれている。


 『今日からアナタもゴブリンのあるじ!ゴブリンレースのゴブ主になってみませんか!熱いゴブ魂を感じよう!詳しくはコチラ……』


 ゴブゴブと自己主張の激しいチラシだった。しかも何が言いたいのかよく分からない。いつもなら破って捨てているところだが、今は何でもいいから、つらい実情を忘れられる何かが欲しかったのかもしれない。俺はそのチラシから目が離せなくなっていた


 俺の前で座ってつまみの強奪を続ける相方は、驚いた表情を見せる


 「おいおい、短気なゴドルがこんなふざけたチラシを捨てずに5秒以上読んでいるぞ。これは明日は雪だな」


 俺はすかさず反撃する


 「うるせぇなぁ。もうすぐ暑くなるってのに雪はねぇだろ。フランク、昔からの付き合いがあるお前が出してきたチラシだからこうして目を通しているんだろう。ちっとは感謝しろ。あとつまみを全部食うんじゃない。ここの酒場は旨いが値が張るんだよ」


 チラシの下部にはゴブリンレース、ゴブ主とやらの第一回登録会の日程と場所が記されている


 ふと、とある先駆者からのアドバイスが頭を過った。それは『新しい匂いは決して逃すな』だ。先駆者はこの町で成功を収めて、町で有名になるほどの美人受付嬢と結ばれたって噂だ。


 何をするのかよく分からないが、俺は行ってみようと思った。どうせ時間はたっぷりあるんだ。


 自身の膝に巻かれた包帯をさする…


 …まだ痛みが強い。しばらくは走れないな。


 「フランク、お前このチラシどこから見つけてきたよ?」


 「あぁん?そこら中に貼られているだろう。膝だけじゃなくて目もやられたのか?ゴドルさんよ」


 「そこら中だ?全然気がつかなかったぜ」


 町で簡単な治療を受けてから、ずっと俯いて歩いていたせいかもしれない。


 そんな俺の様子を察してか、フランクはすぐに話を切り替えた


 「あぁ……っと。はぁ、仕方ないな。お前が行くなら僕もいくぞ。なんでもいいから話のタネになると思って持ってきたチラシだ。元は僕が持ってきた話題だからな」


 「おう、悪いが付き合ってくれ」


 今日何杯目か分からなくなったエールを喉に流し込む


 ・・


 チラシの日程通りの日時と場所にやってきたが、集まったのは俺とフランクだけだった。あれだけたくさんのチラシを色々な場所に貼り付けておいてこの体たらくとは、チラシのデザインを変えるべきなんじゃないかとお節介な思想が頭を支配する。


 「おい、フランク。やっぱいたずらだったんじゃないか。ただのバカでかい空き地しかねぇ。そして、俺たちしかいねぇ」


 「奇遇だね。ゴドル……僕も同じことを考えていたところさ。じゃ、呑みなおしにでもいくかい?今日は奢ろうじゃないか」


 二人して肩をすくめて現場から立ち去ろうとしたときだった


 「これハ、これハ、どうモ!お待たせしましタ!」「…お待たせしましたー」


 近くの廃墟じみた倉から怪しい二人組がやってきたのだ


 「お前さんたちは?」


 俺が尋ねると、一人の元気が良いエルフっぽい子が答える


 「アタシはゴブリンレースの全統括……謎のオーナー、サリーちゃんでス!横にいるのは我が助手の……えーット、う~ン。…謎サトルでいいかナ?いいよネ!謎サトルだヨ!」


 「………謎サトルです」


 サリーと名乗ったエルフっぽい子は素顔を隠すためか、ぐるぐるメガネと申し訳程度の安っぽいヒゲをたくわえて胸を張っている。雑に紹介された謎サトルという男も、ぐるぐるメガネとヒゲの姿だ。無理やり変装グッズをつけさせられているのか、なんだか哀愁漂うアンニュイさをかもしだしている。


 …というより謎のオーナーってなんだ。名前明かしちゃってるから全然謎じゃないだろ。助手に至っては名前を隠す気がない。謎要素が迷子だよ、謎サトルは無理やり連れてこられた人みたいになってるし、いろいろとツッコミどころ満載すぎてやばい人たちだと思った。


 関わっちゃいけないタイプだと脊髄反射ばりの速度で理解した俺たち二名は踵を返す


 「あー……俺たち、来る場所を間違えたみたいだな。フランク、帰ろうぜ」


 「あぁ、ゴドル。そうだな」


 しかし、謎サリーが俺の腕を強烈な膂力で阻止する。掴まれた腕がメキメキいってる。エルフとは思えないほどの力の強さだ


 「ちょっと待ちたまエ!分かるヨ、そのゴブリンへの想イ。熱いパッションを感じル…。素直になれなイのも分かるヨ。誰だって最初のゴブリンはそうなのヨ。でも照れなくてもいいのサ。今日から君たち二名が記念すべき第一と第二号のゴブ主ダ!レッツゴブ主魂!」


 「結構ですのであの……あだだだだ!」


 俺の必死の訴えも虚しく謎サリーは握力を強める


 「さぁ、ゴブ主の登録をしましょウ!あの急ごしらえのボロ家…間違えタ。事務所で手続きをしまス!」


 「いまボロ家って言ったよな!?怪しい!帰りたい!離して!…おい!フランク!」


 フランクに助けを求めるが、彼も同じような状況だった。謎サトルにがっちりと腕をつかまれている!


 俺の相方は俺以上に錯乱していた。よほどぐるぐるメガネとヒゲが怪しく感じたのかもしれない。


 「うぉおおお!離せ!僕はまだ死にたくない!やめろおおお!」


 謎サトルは申し訳なさそうにしているが腕は離さない。アンニュイな謎サトルも腕が立つようで、力持ちなフランクが暴れるがそれを片手でおさえてしまっている。ふざけた格好をしているが、この二名、相当強いぞ


 「……本当にすみません」


 謎サトルのアンニュイさに磨きがかかった


 そして俺たち二名はボロい倉に強制連行された


 ・・


 薄暗い倉だ。時折、天井から水が滴るのがより不気味さに拍車をかけている


 俺たち戦士二名は上半身をグルグル巻きにされて椅子に座らされているのだ。これから処刑でもおっぱじめようと言うのだろうか。


目の前のボロい机には、上質な紙とペンが二人分、グラスに注がれたフルーティーな香り漂う飲み物が置かれている。横には不気味なゴブリンの像まで配置されている。


このアイテムを使って、俺たちをどう拷問しようっていうのだろうか。


上質な紙とペンとフルーティーな香り漂う飲み物で行われる拷問など、古今東西聞いたことがない!


 俺たちの不安を煽るように、机の前で行ったり来たりのムーブをエルフ子がかましている


 「…エー、きみたチにハ!これからその紙ニ、えート……何か、書いてもらウ!」


 (…何かってなんだよ!)


 フランクは取り乱している


 「悪魔か!悪魔と契約させようって魂胆か!チクショウ!俺たちを離せ!」


 謎サリーはクックックと作り笑いをしながらも俺たちを縛り付けていたロープを解く


 「さァ!契約書にサインしたまエ!終わるまでここかラ出さないヨ!」


 ロープが解けると一目散にフランクがとんずらをかます。しかし!いつの間にか謎サリーが倉の入口で腕を組んで立っていた。そして、謎サリーがフランクの腕をとって投げ飛ばした!


 「サインをぉおおおオ!」


 「ぬわああああ!?」


 勢いよくズザーっと転がるフランクを見て、俺は逃走できる可能性はないと諦めた


 (…闇ギルドでもこんな乱暴な書かせ方しないぞ)


 「おい、フランク…諦めろ。もう書くしかねぇよ」


 「っく……覚えていろ!」


 フランクは土埃を払って椅子に座った


 書類の内容に目を通すと、ゴブリンの育成を放棄しないこと。と書かれている部分以外は至極真っ当な契約内容だった。むしろ、俺の膝のせいで冒険者家業ができなくなってしまった状況では、とんでもなく待遇が良い仕事内容だ。


 「おい、グルグルメガネ。ここに書かれている内容は本当なのか?」


 「謎サリーだヨ!」


 「な…謎サリー。本当なのか?」


 謎サリーの視線はそのままサトルに行った。…お前は分からないのかよ!


 謎サトルは憂鬱そうな顔で統括の代弁をしてくれた


 「はい、本当です。これからお二方にはゴブリンレースのオーナーとなってもらいます。言わば先駆者という奴でしょうか。これから立ち上げる事業の先駆けとして活躍していただく予定です」


 先駆者という言葉が俺の直観に響いた


 「俺、やるぞ」


 俺の宣言に対してフランクが椅子から立つ


 「お前!頭がおかしくなったのか!?」


 相方の悪態は無視して話を聞くことにした


 「それで…?具体的に何をするんだ?」


 「我々はゴブリンを使ったレースを、この町で知らぬ者はいないと言われるほどのレジャーにする予定です」


 「本気か…?」


 「はい、そのゴブリンは…少々特殊で、その書類にサインしたときから限定的ではあるものの、サインした者を主と認め、言うことを聞いてくれます。まずは一人のオーナーに対して一匹。今は二人しかオーナーがいないので、ゴブリンレースも二匹だけで毎週1回、ここで開催させます。ゴブリンを育てるための放牧地も二つ用意してあります。これは私の自腹なのですが、お気になさらず。本当に、お気になさらないでくださいね」


 謎サトルの憂鬱さ加減がバージョンアップしていくようだ


 「放牧地でゴブリンを育てて、レースに出す。これがオーナーが受け持つ一連の仕事内容です」


 フランクは疑いの眼差しで謎サトルを見ている


 「そんなので月金貨25枚ももらえるってのか?」


 謎サトルは頷く


 「はい、とは言っても、ゴブリンの健康管理から体つくりも仕事の内です。案外難しいかもしれませんよ。あぁ、それとレースの宣伝や開催地の整備、この倉…じゃなかった。統括事務所の改装も我々で勝手にやっておきます。お二方はゴブリンの育成に集中し、レースに励んで下さい」


 正直そんなことで良いのかと思ったが、金がもらえるなら何でもいい。それに割の良い仕事がいつでも転がっているわけじゃない。チャンスの匂いは逃してはいけないのだ。


 俺は契約書にサインした。


 「よし、サインしたぞ。ゴブリンはどこだ?」


 「ゴブリンの像に触れてネ!」


 言われた通り、怪しい像に触れる。すると謎サリーは、見るだけでマジックポイントが減らされそうな踊りを披露した


 「ゴブリンこっちこイ…ゴブリンこっちこイ…ハー!」


 (そんな詠唱絶対にないだろう…)


 謎サリーの怪しい詠唱&ダンスが終わると像が光る


 「うお!なんだ…!?」


 すると、像からゴブリンが出てきた


 「ゴブ」


 「うお、本当に出てきやがった……しかも襲いかかってこねぇ。どうなってやがるんだ」


 「今日から君が、そのゴブリンのあるじだヨ!ちゃんと可愛がってネ!」


 「ゴブ」


 こうして、俺のゴブリンオーナー生活がスタートした



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