表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Regria―レガリア―  作者: parasan03
初動編
4/11

第四フェーズ 開戦のための知識

えー実は前書きを書き終わったあとに書いていました直すつもりはありません。

今回は今までと比べて長いので頑張ってください

それではどうぞ!( ゜д゜)ノ!





―同年5月28日 第一小隊待機部屋―


 幹部ミーティングから2日がたち、第一小隊には本郷を含めて6人の男女混成チームとなった。


「えーそれではまず自己紹介していきたいと思います・・・はい」


 彼は大衆の前に立つのは出来なくはないが不得意とする人物であった。


「俺からいきます、名前は『本郷 神守』階級は二等陸尉だ。えーとしゅ、趣味は…サイクリングかな?以上だ」


 もう少し何とかならないのかと悪態をつきつつも少し深呼吸を挟んで。


「それでは次は一番右のあなた、よろしく」


 彼女は金髪のロングヘアーを揺らし優雅な動きで立ち上がった、あたかも高貴な女性のように。こうなるとこのむさ苦しい自衛隊に所属しているのは場違いな気がしてきた顔がはっきりと正面で見ることができた顔は日本人の血を引き継いだようだ金髪だからといってギャルのようなおちゃらけた様子もなく「清楚」この一言で表せる。今のところ容姿だけは。


「『宮嶋 セブルリーナ』階級は二等陸曹です」


 手短な紹介だったがとても流暢な日本語だったどうやらハーフぽいという考察にたどり着いた。


「次は僕が『神代 冬馬』同じく二等陸曹です」


 このようなやり取りが後3名続いたまとめると…


小隊長 『本郷 神守』     二等陸尉

隊員  『宮嶋(みやじま) セブルリーナ』 三等陸曹

    『神代 冬馬(かみしろ とうま)』     三等陸曹

    『里村 宗次郎(さとむら そうじろう)』    陸士長

    『浅原 恵衣(あさはら えみ)』     一等陸士

    『羽田野 浩介(はたの こうすけ)』    二等陸士


 にしても若い者しかいない30代を越えているものが誰一人いない。

 こんな部隊で大丈夫なのか?上層部は何しているんだ?本郷はいくつか疑問が頭に浮かんだ。

それは考えを巡らせる暇もなく忘却の彼方に葬ることになった。




―同年5月26日 第一戦闘発令所―


 時は遡り、幹部ミーティングに戻る。

 この場にいる15人は固まっていた、この3分の1の人が危険のある任務につくからだ。

 だが反対に俺が、私が立候補しなければと考えはあったしかしそれを実行しうるだけの精神力と度胸の持ち主はただ一人を除いて現れることはなかった。


「僕がやります」


直後。

❪ありがとう❫

 またもや本郷にしか聴こえない声が囁いた。例えこの声のことを問われたとしても答えることは本郷は不可能だろう。なぜならこの時()()()()()()()()()()からだ。故にこの会議を覚えていないことになる。

 本郷の立候補の意志は細々しい声だったが周りが葬式のような静まった空間のおかげなのか全員が聞き取ることができた。それに呼応するようにまたしても誰かの声が静かな部屋に響き渡る。


「私も、私も立候補したいと思います」

「僕もやりたいと思います」

「私もやります」


後一人だけ…

 無意識のなか一人を指名することにした。


「大久保さん、お願いできますか」


 どうして彼なのかは誰も知るよしもないのだがしかしそんなので選ばれたのは気の毒と思うかもしれない。


「いいですよ。引き受けましょうその役」


どうやら杞憂だった。

こうして5人の精鋭部隊を率いることになる指揮官が決まった




―同年6月8日 第一ホール―

―作戦開始迄残り3日―


 ホールの講壇にたった宮本は一から五部隊の小隊長が集合していること確認したのち声量たっぷりの声で。


「あと3日で作戦開始なのは周知の事実だろう。そこで君たちには我々が少ないが確定している情報について説明する。まず君たちの任務は至極簡単だ、マター精製中の全ての武力攻撃に対して退けること他にない。更に詳しく話していくと予想される敵は異界の生物のみだ。やつらは異界とこちらの世界を繋ぐ扉、【ゲート】から進行する。しかし厄介なことにこの【ゲート】は完全ランダムに出現する。規則性はなく予想は完全に不可能だろう。ただし一つだけ法則―出現のルールがある。それはマター発生装置【コネクト】の各側面と上面の中央から50キロメートルの立方体の範囲でのみ【ゲート】が出現する。ここまでで何か質問はあるか?」


「本郷です、その【ゲート】を発見するにはどうするのですか?」


「流石だな本郷、いい質問だ。幸い【ゲート】には実体がある、そこで海自の協力を得てイージス艦による島の警護と【ゲート】の索敵をしてもらう予定だ」


「質問してもよろしいですか?」


(誰だっけ?聞き覚えのない声だ…)

それもそうだ、あの場にいたとはいえ無意識ならば結局はいないのと同じである


「何だ?言ってみろ」

「佐山です。敵に対して使用できる武器の限界はありますか?」


「ふむ、基本装備は小銃と拳銃さらに手榴弾だ敵の戦力によって上位装備を追加補給する。他にないか?」


これ以上は質問はなかった。




―同年6月11日 出撃準備ルーム―


「第一小隊集合!これよりイージス艦『やはぎ』による【ゲート】の捜索結果報告が電信で送信される。どこに出現してもいいようにせめて心構えは万全にしておけ!」


 本郷の指揮官らしい(というか指揮官だが)激励が部隊の士気を高める。


「『やはぎ』より電信!島の最南端に出現との報告!」


宮嶋の報告を聞いた本郷の指示をすぐに出した。


「第一小隊は装甲車に乗車せよ!」


同時刻


「第二小隊は今回は第一小隊の援護を任されている。総員UH-60JAに乗り彼らを援護せよ!」


第一回のマター精製に伴う戦闘には二部隊が投入された。

次回にてようやく戦闘シーンが入ります

前置きの長さはどうしようもないね・・・

盛り上がりはまだまだ頑張れますよ

次回にて会いましょう

それでは!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ