第弍フェーズ 初動の声Ⅰ
昨日、第一話を投稿してから次の話を書くのが楽しみで仕方ありませんでした
今回はRegriaの核心に一歩進む話になります
楽しんで行ってください( ・`ω・´)
―同年同日 第一戦闘発令所―
「――――――13、14、15 よし全員集合したな。
これより第一回目の幹部ミーティングを行う!」
張のある声でそう宣言した迷彩服を着こなす40ばかりの中年男性…『宮本 巌』
彼は本郷の直属の上官である。そしてここにいるのは本郷と同じ幹部自衛官16人(宮本も含めて)いる。
「えーそれでは本プロジェクトの概要について説明する。いままで秘匿にされていたこのプロジェクトだが大まかな目的としてはアメリカに対抗しうる新資源、通称「マター」の精製を実行し量産するのが目的だ。」
(ちょっと何言ってるのか理解出来ませんでした)とバカ正直に発言しようとするがそれは喉仏辺りでどうにか押さえきれた。(マターの精製?何を言ってるんだ。よくSF作品で出てくるあの万能物質か?)
「嘘のような話に思えるがこれは本当だ、内閣公認のプロジェクトだ、まぁ実物を見てもらったほうが早い。マターとはどんなものか」
するとアタッシュケースから透明のビーカーの蓋付きのようなものを取り出した。そのなかにはどうやらおはぎみたいな形状で紫色の気味の悪い物体が入っていた。
(本当にマターみたいじゃないか!ならばその使い方もなのか!?)
本郷の考えは当たった。
「よく見ておけ、これは数少ないサンプルの一つだぞ!間近で見られるのは最後かも知れないからな」
アタッシュケースにはもう一つ器具があったらしく理科の実験で使うような電極が2本と電圧器が取り出されやがて全てを繋ぎ終わった後、電極をマターに突っ込んだその瞬間。
マターが発光したのだ、目が眩むほどの白色の神秘的な…まるで女神の翼だ。
直後、本郷の耳元でささやきが聴こえた
❪あなたが私の守人なのね…❫
(また変なのがきたのかよ!今度は幻聴!?)
次の瞬間、光は数秒後に収まった…
そしてそんな幻聴を忘れるのには容易い現象が起きた。
『・・・ッ!』
この場のほとんどの人が息を飲んだなぜなら
マターが純正の金に変化していたのだ!
「これが我々が経済的に30年もの遅れをアメリカから取り返すための秘策。マターだ。使用方法はマターに変化させたい物質に対応する電圧を流す、それだけだ」
周りの自衛官たちも驚きを隠せないらしい…当たり前だろう未知の物体を前にして何も感じないのは極度のバカか、もしかはそれに匹敵するぐらいのスルースキルの持ち主だけであろう。
「そして肝心の、君ら防衛省のエリートがここに呼ばれた理由だが。このマターの精製方法にはある問題が付きまとう。それは
異界からやってくる生物を殲滅しなければいけないことだ。
これは避けては通れない問題となる」
どうでしょうか?宮本さんむっちゃしゃべってましたねwというか本郷は心の声しか言ってないような・・・
次回はさらにぶっ飛んだ設定に驚くでしょう(多分)それでは次回!