4 チートだとバレるのは意外と早かった(改訂版)
夏休みがー終わってしまう。
投稿ペースが落ちるかもしれませんが頑張って投稿します。
結論、チートが隠せません。うん、一晩中試行錯誤して試したが、ステータス画面は背中に行ってくれません。
ああ、牢屋の小窓から日が入ってくる。異世界観光ライフが······
「おい、牢から出ろ!」
早起きですね。きっと残業もあるのに、ちゃんだと寝たのか?
「出勤時間が早いですね。寝ましたか?寝ないとお肌に悪いですよ?」
「そんなことはどうでもいい。さっさと出ろ!」
むぅー、女団長さんは話を聞いてくれません。
どこに行くのだろう?北に行っていることは分かるのだが、北には領主の館位しかないのに。
まさか······
色々話を吹っかけましたが、全部スルーされました。
何故か、俺を囲う兵士の数が10人と大所帯です。そんなに、逃げられるのが嫌なのか?
▷
こ、言葉がでねー。今俺は、領主の館の前にいるのだが広い。とにかく、広い。アーテ街の8分の1位の敷地だ。
屋敷はレンガ造りで、3階建てだ。
館の中に入ると、メイドさんがいました。なぜかメイドさんはみんな、胸が虚しいです。領主さんは、貧乳好きなのか?
3階まで上がり、応接室らしき部屋に連れてこられた。
随分と小さい部屋だな。椅子2つに、テーブル1個。シンプルイズベストが良く似合う。魔封じの手錠は、付いたままだ。
椅子には、男性が座っている。多分、領主さんだ。てか、この街に領主さん居たんだ。兵士は、既に下がっていて部屋には俺と領主さんだけだ。
「君が、中級魔族を倒したのか?」
不意に話してきたな。答えないと、いけないよな······
「はい、そうです。厳密には、撃退ですけど」
「そうか。では、君のステータスを見せてもらう」
「見せる理由がございません。お断りさせていただきます」
「見せれない理由でも、あるのか?」
この領主、切れ者だな。
領主さんがだしてきたのは、ギルドで見た魔水晶よりも、2倍位大きなものだ。てか、椅子に座られてくれ。
「君が冒険者ギルドで、これよりも1回り小さい魔水晶を壊したと聞いてね」
「壊れたんじゃなくて、故障していたんですよ?」
「そもそも、魔水晶は普通、壊れないし、故障もしない意味が分かったかな?」
なるほど。要は、俺が魔水晶の容量を超えるレベルだと判断してでかいのを用意したのか。ご苦労様です。
「拒否権は?」
「あると思うのか?」
「ですよねー」
強制的に、魔水晶を乗せられた。
名前 レン・シノノメ
種族 人間
レベル 278
「レベル278だと······勇者を超えているのか」
いかん、バレた。
「レン・シノノメを捕らえよ!」
いつから待機していたのか、扉からは完全武装した兵士達が俺を囲んでくる。女団長さんはどこいったのだろう?
窓を背にして、俺は悠々としている。
「随分と余裕だな。ここから逃げるプランでもあるのか?」
「あると言えば、ある。普通の人間だったら死ぬけどな!」
「ほう、見せてもらおうか」
逃げられんとでも、本気で思ってんのか?この領主さんは?
「では皆さん、さようなら。2度と会わないとは思いますけどね」
俺は魔封じの手錠を、ステータス補正の力を借りて壊して、俺は窓から飛び降りた。
「馬鹿が。ここは、3階だぞ!?死ぬつもりか!」
「俺は、馬鹿じゃないぞ。それに、死ぬつもりもない」
HPが2万程度消し飛んだが、受け身を取ったので左腕の骨が粉々になる程度で地面に着いた。
《緊急連絡、黒髪、黒目で身長160cmのレン・シノノメを捕らえよ。捕らえた者には、金貨10枚をやる》
魔法でも使って、声を拡散しているのか?
金貨欲しいなー
領主の館をでると、兵士や街の人が追いかけてくる。
「ははは、楽しいな!」
アドレナリンが沢山分泌されて、腕が痛くない。
この街にはいられないな。
俺はマップを表示して空き地を目指した。
追いかけてくる人の中には、包丁を投げてくる人もいたが一つだけ拾って貰った。
空き地に着き、キャンプセットを持って再度マップを表示した。
「目指すは、街の外!」
わざと声を出して言った。声が聞こえたのか人は次第にいなくなった。
よし、成功だ。
空き地にから、でると街には誰もいなかった。
よしよし。
俺は大きなショルダーバッグを勝手に貰い、キャンプセットと、保存食を詰め込めるだけショルダーバッグに詰め込んだ。
最後に、フード付きのローブを勝手にもらって、壁に着いた。
通用門には、街の人たちがうじゃうじゃいて正直キモイ。
人目の無い、場所まで来てジャンプでおさらばしようとするか。
「待っていたぞ!」
嘘だろ。予知でも出来るのかあの、女団長さんは。領主の館にいないと思ったが、まさかここにいるなんて。
「何か用ですか?手短にお願いします。もしかして、新しい門出を祝福してくれるんですか?」
「領主様が、魔法を使ってお前を捕らえようとしているのだぞ?誰がお前の門出何かを、祝福すると思ってんだ?」
デスヨネー
「では、どいてください」
「手配犯を逃がす馬鹿が、いると思うのか?」
女団長さんは、剣を構えてくる。やる気万端かよ······
「メンドー事はゴメンだ。アデュー」
そう言って俺は、壁を超えるジャンプをして街の外に出た。
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来た時は、西だったので東に歩くことにした。
「これからは、歩き旅だなー。チートもバレたし、多分王国中に知れ渡ってるだろうな。まぁ、目的は異世界観光とかだしほのぼの行くか!」
「次の街までには、魔法を使えるようになりたいな。あ、左腕の骨治さないいけねーや」
そんなことをボヤキながら、俺は歩き始めた。
その日の夜、テントの中で、ステータス画面を操作を使っていじっていた。《スキル》一覧にスキルは無い。操作を使って試行錯誤していたら、スキルが選べた。
「もっと早く気づけたら、よかった」
さて、スキルポイントは、278あった。日常的に使うものから、戦闘まで様々ある。結局、スキルポイントを
《剣術lv10》《魔法 全lv10》《釣りlv10》《料理lv10》《解体lv10》《血抜きlv8》《自己回復lv10》《直感lv10》《回避lv10》
こんなもんかな?他は、欲しい時にスキルポイントを振ればいいか。自己回復にスキルポイントを振った瞬間回復が始まった。
回復に少し時間がかかるので、その日は寝た。
《魔法 全》の説明。
魔法は、火、水、土、雷、光、闇、氷、聖があり蓮は全てをスキルlv10にしたのでまとめて《魔法 全》になりました。
諸事情により、題名を変えます。
題名は、チートだってことがバレてしまったので、気ままに旅をします、です。