第一話 暗闇と産声
どうも、ウルルンです。処女作となりますので、誤字脱字、誤用等あるかもしれません。出来る限り減らして行きたいので、何かありましたらお教え下さい。
駄目だ。何度思い返してもおかしい。なんで俺はこんなことになってるんだ。よし、確認だ、もう一度しっかり忘れていることはないか確認しよう。頑張れ俺、なんでもいいから思い出せ。
俺は芳崎聡一、21歳大学生。友人は多いとは言えないが少なくはない。サークルに顔出すと言った友人と別れて図書館に行った。その図書館でレポートの資料を探していた。探していた筈だった。
暗闇、俺は気づいたらそこにいた。ただただなんの脈絡もなく、元から自分はここに居たのではないか。そう思わせるほど違和感が無い。
しかし、俺はこんな所に来た記憶は無いし、どうやったらこんな状況になるのかもわからない。目を開けているのかすら分からない。手足を動かそうとしても思い通りには動かない。
落ち着いて深呼吸をしようとするが何故だか息が出来ないが不思議と苦しくない。唯一分かるのは心地いいトクン…トクン…という音が聞こえることくらい。
そんな状況に為す術もなく、現状に手をこまねいていると、いきなり視界が明るくなる。暗闇に慣れていたせいか眩しくてはっきり目が見えない。
それと同時に胸が苦しくなる。息が出来ない。このままだと死ぬ。死にたくない。まだやりたいことあるのに。死にたくない。目頭が熱くなる。何かがこみ上げてくる。
「オギャー!」
こうして俺はこの世界に産まれ落ちた。
すいません、バカみたいに短いです。