表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の陽のもとに  作者: ぷれきおす
1/16

00 スカウトされて異世界に行くようです

テンプレートとされる技能付与ものを書いてみたくて投稿しました

「残酷な描写」タグは保険としてつけていますが

主人公は基本お気楽な性格のままやっていこうと予定してます

「ホントに異世界きちゃたんだ……」


 見渡す周囲は恐竜時代もかくやとばかりに茂る木性羊歯しだの森

その森の中にぽっかりと開けた空間に石造りの__遺跡だろうか__滑らかに敷き詰めた大理石ふうの床と黒く磨かれた石柱。

 森の部分の地面から50cmほど高い床面、不思議と落ち葉や雑草に侵食されていないので放棄されては居ないと思うのだが、床と柱以外の人工物__建物など__は見受けられない

……いや、背の低い草に覆われていたので気づくのに遅れたが森の中に続く道が有る様だ。


「ハイキング程度で済めばいいけどなぁ……」

これから人が居る場所探して歩かないとならない訳だが、残念ながら地図は貰ってない


『だいたいの目安として歩いて3日ほどで人里に出る予定の地点に送り届ける手筈となっています』とあいつは言ってたけど、距離を聞いても笑って答えなかったのはこのジャングルの事知ってたな



「はぁ、休日に少し歩き回って観光したいと思ったけど、こんな事は夢にも思ってなかったよぉ……」


石造りの床にぺたんと座り込んでちょっぴり涙目になる。

「俺」を知っている奴に見られたら情けなさで身悶えるだろうが、ここには知った奴は誰も居ない。


「たぶんコンビニも冷たいビールももう出会えないだろうなぁ」

「眠らない都市」「不夜城」と言われた現代文明と切り離されたとはまだ実感が湧かずそんな事呟いた




あれは体感時間でまだ一日も経ってなかったかとぼんやり思い返す

白い空間、空港の待合ロビーのような個別の背もたれの付いた長い椅子幾つかと演台のような白い机がひとつ

自分の前後左右は年齢さまざまな男女が困惑気味に座り、何組かは隣の知人らしき者と小声で会話してた


確か今週最後の書類仕事終えて週末は金沢で過ごそうと長距離高速バスのチケット手に池袋東口から乗ったはずだ。

いくつか空席は有ったものの、周囲の事は早々と意識の外に追いやり携帯音楽プレイヤーのヘッドホンを耳に掛け目を閉じた、数時間後は金沢駅前に到着するだろうと……



『あなた方はこの世界での生を終えられたばかりですが、このほど異世界へ行ってもらいます』

灰色のスーツに頭をきっちりと七三分けに整え、営業スマイルの男が何時の間にか演台に現れ、ごく普通の旅行プランを話すように言った。


 当然異論が出る。

「なっ何を言ってるんだ、悪質な冗談はよしたまえっ! 」やや太り気味な中年の男性が椅子から立ち上がり怒鳴る

「親友の結婚式が有るの、遅れたら彼女になんと言えばいいか」おろおろと動揺の色を露わにした二十代の女性

「契約の時間に間に合わないと会社に損害が」背広姿のやや髪の薄い壮年男性が怒りとも焦りともつかない表情で悲鳴のような声をあげる

その後は各人めいめいに声を上げ始め、あとの方は何を言っているか聞き取れない


『まことに気の毒ですが、あなた方の乗った車両はトンネルで多重衝突事故に巻き込まれ、ここに来た方々は全員死亡が確認された後であります』


喧騒の中、七三分け男の声だけはクリアーに聞こえる、まるで直接耳の中…いや脳裏に響くように


その声にはっとしたかのように一人の男性が何かを探すかのように自分の衣服の各所に手を突っ込み、やがて悲鳴のような声を出した


「スマホも財布も無い!? 」


『あなた方は死んでここに居るのは魂だけの存在です、所持品は肉体の方に残されています』

『衣服は亡くなる直前に着用していた姿を再現しておりますが、眼鏡などは無くても不都合が無いように調整しております』

『これからお話しますのはスムーズに新たな環境に馴染む為のガイダンスと考えてください』


男が手を振り注意を惹きつけると映写幕(スクリーン)無しに映像が次々と浮かび上がった

なんとなくヨーロッパ風の建物や麦畑のような耕作地、黒々とした森が広がる風景……まんま旅行会社のPR映像と言えば近いか。

 ホログラムという奴だろうか、マイケルジャクソンの死後コンサートで使われた奴は数百万ドルも掛かったと聞いたな、などといささかピントのずれた感想が浮かんだのは感情が麻痺してたからだろう


『あなた方の行く世界、便宜上「アナザー」と呼びますが、現地の人々は大地(アース)と呼んでます』

『「アナザー」と元の世界の大きな違いは「魔法が人々の生活の中で普通に使われている」と言う点でしょうか、あなた方を元のままの肉体で移転するのは色々不都合が生じるので死んだ方々の魂を一度この「ハザマの空間」に持ってきて適用可能な肉体を構築してから送る仕様になりました』


「あの……過去にそのまま送った事が有ったのでしょうか?」大学生らしきやや細めの青年が遠慮がちな挙手をして質問する

『ええ、何度か人を送った事が有ります、小説とかで「異世界トリップ」て言われているようですが』

「それで『不都合』とかは……なにが起きたのでしょうか?」


灰色スーツは少し考えたのち左の手のひらを上にして右手で指パッチンすると

i-PADのような物が現れ、それを操作してやや眉をひそめた後に告げた


『私が担当する前に何度か行った過去の事例……約4000名ほどの経過報告を述べさせていただきますが』

『異世界到着して三日以内で街にたどり着く前に獣に襲われて死亡が約700名弱』

『街に到着しても現地人とトラブルを起こして殺害されたのが約400名、現地人殺害で牢獄に入れられ獄死した者200名、街から逃げ出し追いはぎ・盗賊になって討伐対象になり死亡したのが約200名』


『職に就けず餓死したのが約300名、運良く現地の職人に見習いとして拾われたが現地の病で病死が400名』

『その他細々とした事例は省略しますが異世界到着して1年未満で死亡したのは9割となります』


「ふざけるな、そんなとこに我々を放り込むのかっ!!」

あ、さっき怒鳴っていた中年男性だ、顔真っ赤にして口から泡唾飛ばして激怒してるが不思議と居た場所から動かないな


「9割が一年未満……残りの方々はどうなったんですか?」と大学生風の奴がやや引き気味ながら質問を続ける

『残り1割の生存者ですが……こちらの知識生かして衛生環境の向上とか幼少期からの教育機会の拡大とか国の施政者に働きかけて社会福祉の充実とか国政に老齢まで貢献して天寿を全うした方々も居ないではないのですが……』

灰色スーツは右手の人差し指と中指でこめかみ辺りを揉む様に動かして答弁を続ける


『穏やかな改革に取り組むのではなく、急進的な改革を目指して騒乱の首謀者になったのも少なくないのです』

そして一呼吸おいて俺達を見回してこう告げた


『それらの人物は【魔王】と呼ばれました』



国家体制の転覆とか、そりゃ叛乱分子として見過ごせないのは判るが「魔王」なんて大げさじゃね?


と、こちらの内心の声が聞こえたのか疑念の意が表に出たのか俺の方に視線を向けて穏やかに話した


『前任者の話によると数回の転移を行った後、あまりにも生存率が低いので転移者に特殊技能の付与で便宜を図ったらしいのですが……』


それで現地の住民より高性能な肉体と節度無しな魔法の行使で初期の生き残る率は高まったが現地の社会に大分迷惑を掛ける存在になったらしい

衛兵に剣で斬りつけられても剣の方が破損したり森林を焼き払う規模の魔法連発されたらそりゃ迷惑だ……


『と言うわけで、従来の肉体にこちらが付け加える形にするよりも現地の住民の能力を基本として、ある項目を足した分を別の項目で減らす形で初期バランスをとり、現地での行動による経験を積むことで成長、各項目の成長を地元民より少しだけしやすくする形式に変更する事と相成りました』


「鋼の肉体」とか「大魔法使い」になるにはそれだけの時間と労力費やしてビルドアプせよ、てことかな


『いきなり街中に出現するのも騒動の元なので人里からちょっと離れた…大体徒歩で3日ほど歩けば民家を見つけられる程度の場所に現れるよう手配します』


元の世界で死亡確認され、生前の状態に戻る事は不可と言われたのは釈然としないが人間いつどこで死ぬかはそれこそ神様じゃない身では__自殺でもしない限り__知る事も無いから仕方なし、か


異世界に行くにあたり要望とか書いて欲しいと言ってA4サイズの紙を渡された

身体能力の各項目と説明が書かれていた


【筋 力】重いものを持つ腕力や甲冑など防具を身につけるのに必要な項目、全身鎧着用は最低で数値5必要。

【持久力】いわゆるスタミナ、この項目の数値が高いと長距離移動や長時間労働に耐えられる、また疲労回復に掛かる時間も短縮される、現地人の基準で1だと5歳幼児、3で成人女性、5で肉体労務職男性相当。

【敏捷性】肉体の反応速度、危険を察知して対応するのに重要、1だと歩いて転ぶとき顔面打撲必至、3で元の世界で自転車の片手持ち配達可能、5で体操の国体選手レベル。

【器用度】敏捷性に似ているが速度より集中力・観察力と加工の際の再現能力に重要。

【知 力】記憶力と類似しているが、事象の因果関係を考察する能力、「ひらめき」の速さと関係。

【感応力】アナザー世界に満ちる魔素エーテルと関係する項目


……最後の項目「感応力」が異世界ファンタジーぽいな、あとで詳しく聞く必要ありかな

これらの基礎6項目に初期保持ポイントとして与えられた数値20を割り振るらしい

平均的に割り振れば4項目が数値3で2項目を数値4となる

筋力と持久力はそれだと足りない気もするが、平凡な日本の社会人だと鎧兜よろいかぶと着た経験のある方が稀だろう

ゲームや漫画で鎧をつけてでかい剣を振り回すキャラクターの姿を見て楽しんだ事は有るが

いざ自分がそんな事すると考えると気恥ずかしさが先に立つ、いやそれ以前にそんな場面__斬る・斬られるの現場__に居合わせると考えると鳥肌が立つ


出来る事なら危険地帯に出ずに都市部で働き口を見つけて無難に暮らしていければ良いのだが

わざわざ異世界から魂を持ってきて新世界に放り込む以上人材として世界になんらかの刺激与える存在として振舞う事を期待しているのだろう、「無難に過ごしたい」と言うのは失望を買うかな。

 だとしたら交渉次第では便宜を図ってくれる望みはあるか、バトル無双を夢見る歳ではないが内政とか文明開化に貢献とかちょっぴり名声欲とかは惹かれるものがある、明治維新とかその辺りのジャパニーズドリームの歴史ドラマに興味も持っていたし。


「初期ポイントを20から増やすとかの条件とかは有りますか? 」


書類と睨めっこでポイントをどう割り振ろうかとうんうん唸っている転移候補者ひがいしゃをにこやかな笑顔で見守っていた灰色スースの男は良くぞ質問してくれたと言わんばかりに破顔して近づいてきた。


『そうですねぇ、こちらの希望としては「アナザー」の人々に良き影響を与えてくれる、「独善」では無く周囲を見渡して何が求められているかを熟慮して実行に移せる、その為に身を粉にして貢献できる人に便宜を図る事にやぶさかではないですね』


うっ、なんか見誤ったか

今までの旅行代理店の営業マンのイメージだったが、税理士か役所の窓口もしくは悪徳弁護士みたいな「こちらから言い出したので少々の融通の代償に相当以上の難題を課す」…そんな気配プレッシャーを滲ませる笑顔だ。



灰色スーツ男の出してきた条件は

*年齢を現在の歳から若返らせて、現地で言う「冒険の旅に出たての新人」に見られる年代に調整

*週に一度程度神殿なり神棚に祈り状況報告をする、これは互いの要望(神と使徒)の情報交換の意味合いがある

 (ちなみに新世界での一年や一日の時間や週はほぼ同じである、呼び名は地域で違いはあるらしいが)


これにより初期に配分するポイントを5増やして手持ちは25から始められる

6項目すべてに数値4を振り向けてどれかひとつを5にするか

戦闘は切り捨てて生産者仕様に器用度・知力・を数値5ずつにして敏捷度は…体操選手ほど要らないけど素早さは逃げ足にも影響するから4にして、筋力・持久力3にするか4にするか、感応力は3でいいかな? 


「あのぉ、感応力ってよく判らないんですけど、どんなもので数値幾らでどれだけの差異があるのですか?」

OLにしては化粧気がなく、高校生にしては少し落ち着いた雰囲気のボブカットの女性が質問する

あとで聞こうと思いながら忘れていたよ、ありがとうナイスプレー


『そうですねぇ、あなた方の世界で言えば「霊感」と言うのがイメージ的に近いでしょうか』


質問した女性は微妙な顔をする、そりゃ胡散臭い響きだよな、「霊感商法」ての聞いたことある人なら大半は関わりたくないと思う分野だ、異世界に行く今となってはそうも行かないけど。


『以前言いましたように「アナザー」は魔法が普通の庶民でも「有るのが当たり前と認識」している世界です、魔法を行使するのに才能的に出来・不出来の差異は有りますが、事象そのものを否定する人は居ないと言ってよいでしょう』

『感応力1で「背後にゾンビが立っている状況」で「なんか臭いわ」と言うレベル、いわゆる鈍い人ですね』

 笑いながら言うけど、それ洒落にしても笑えないから


『感応力3で魔素エーテルの流れを見たり感じたりするレベル、4だと属性の違いを色として見分ける、いわゆる術者として入門出来るレベル』

『感応力5だと周囲の魔素を取り入れて体内に蓄積したり、手元で変換して「魔力マナ」として放出出来る、いわゆる「魔法使い」と呼ばれるのは感応力5以上はある人だという事です』


おお、ポイント割り振り次第でファンタジーの定番である魔法使いに最初からなれるのか

…一瞬興奮したが魔法戦闘と言うのは大器晩成タイプで初期は不遇だと思い出す、あぶないあぶない。

ここは謙虚堅実にモノづくりで地場を固めて暮らしていく「錬金術士」て道もあるじゃないか

ここはひとつ確認してみよう。


錬金術士アルケミストはアナザー世界にも有りますか? 」


『卑金属を黄金に変えたり、人造生命の創造とかは感応力が最低30以上、それ以外の条件も有りますが世界を乱す要素が強いのでここで言えるような内容ではないので多くは語れません、が、一応ある事は否定しません』


あぁ、やはり「錬金術士は世界を変える」として劇薬物扱いなんですね、わかります


『無から有を生み出す無茶ではなく、既にある素材を変形したり混合物から指定物質を抽出する術とかは持っている魔力マナを消費する事で実現する事は可能です』

『たとえるなら鉄鉱石から鉄を取り出すのに錬金術行使は「コストパフォーマンス的に得ではないが可能」という具合です、それらは魔術ではなく製鉄技術で大量に短時間で獲得する方式が確立してるからです』

『逆を言えば大規模な施設を要しないで望む品を小規模で生成して利益が出る品目だと需要がある分野も残されている、とヒントは差し上げましょう』


うん、産業革命とか維新とか派手な事考えるのはやめときます、地道が身の程に合ってますよね


あれこれ悩んだが決めた数値はこれだ

【筋 力】3 重い鎧を着けると歩けない、軽い服装で荷物を持つとしてだいたい30kg程度、50kgで立ち往生

【持久力】3 徒歩で2時間歩いたら20分程度の休憩取らないと回復しない、ペースを守れば8時間移動に費やしても一晩熟睡できれば翌日に疲労は残さずに済む

【敏捷性】4 身軽な状態なら50m走で4秒台で駆け抜けるが長距離は訓練次第

【器用度】5 トランプタワーを10分間で5段積み上げる位の速さでこなせる

【知 力】5 15×15桝のクロスワードパズルを1時間で作成する構成力を持つ

【感応度】5 魔素の流れを目視と体感で確認、属性の差異は経験する事で種類増やせる、初期に簡単な術獲得可能


 数値を割り振りすると右側にコメントが出て来た、判り易いようでなんか微妙な気がするが灰色スーツ男のセンスなのだろうか、親切だと思うが素直に喜べない。


『数値を決めた方々から順に転送始めますね、アナザーに送られた後からでも数値をいじる事は可能ですし、さきほど述べたように「祈りの場」を通じて相談する機会も有りますので気楽に構えてください』


いや、送り出す方はそれで良いけどこちらはまだ心の準備が-----


言葉に出す前に目の前に光の粒子がキラキラと舞い始め視界が白く染まっていく




軽い浮遊感の後、高速エレベーターで降りたかのような胃のあたりの不快感

目は開けていたものの「白い闇」というべきか何も見えない状況が続いた

比較対象が無いと時間経過もあやふやでほんの瞬間か数十秒も費やしたのか定かではない




そして冒頭の遺跡らしい場所にぽつんと一人立っていた

背負い荷袋(リュックサック)肩掛け鞄(ショルダーバッグ)が傍らに置かれ、身につけた衣服は麻製の上着、デニムのような丈夫な生地のズボンにくるぶしの部分を覆う造りの上質なショートブーツ

腰の右側には40cmほどの長さのこん棒__柄に革の紐輪が付いてて「警棒」と言った方が正しいか__そして左側には革の鞘に収められた刃渡り40cmほどの山刀(マチェット)、たぶん殺傷力の関係で利き手側にこん棒を配置してくれたのだろう、ズボンのベルトに吊り具で装着する仕組みになっている

背中は肩から膝の裏までを覆う感じの長い外套(マント)、色は濃紺色(インディゴブルー)

そして頭にはダークブラウンでつば広の旅人帽子(トラベラーズハット)

荷袋とかばんの中身を確認してみると数日ぶんの食料に替えの肌着とキャンプ用調理器具と食器類や塩など俺がサバイバル生活しようと思っても忘れそうな細かい品々まで準備してくれてあった。


うん、これに文句言うのは罰が当たると言って良い位配慮はなされたと認識は出来る。


歳が若返るのも合意の上なので異論は無い。


先ほどから顔の横でパタパタと動く何かとお尻のあたりで動く何かも気にしないよう心がけるのはやぶさかじゃない。


替えの肌着を見た瞬間感じた違和感を確かめるのが大事だ。



そしてズボンのベルトを外して股間に手をやる




24年間片時も離れず連れ添って居た「相棒」は我がもとを去っていたのであった……



「神様のばぁかぁぁぁぁ―--------っ!!」



魂の慟哭は、しかし、羊歯の森に吸い込まれるだけだった


 泣いてなんか無いやい…………くすんっ


感想が来ると作者は転げまわって喜びます

批判は栄養になりますが罵倒されると数日落ち込む豆腐野郎です

どうぞお手柔らかにお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ