もかのピンチ
舞台は白玉楼です。
もかはゆうかより大分早く目が覚めています。
ゆうかが目を覚ました時の12時間くらい前ですかね。
遅くなってスミマセン。
3人が落ちたあと、もかはすぐ気がついた。まだ朝だった。気がつけば一人で大きな桜の木にもたれかかっていた。大きな屋敷の庭に座っていた。庭一面桜の木が植えてあるから薄いピンク色の海みたいだ。屋敷は古そうだが、とてもきれいに整えられている。よく見ると回りの桜も整った形だ、満開なのを見たところ水やりもされているようだ。なのに、この桜はおかしい。今は夏だ。他の回りの桜は満開なのに、この桜は一つも咲いてはいない。咲いていないのは夏だから当たり前かもしれないが、ひとつだけ咲いていないのはおかしい。もかは初めそう思った。だが、今はそれを考えている場合ではないので状況を把握しようとした。
~もか視点~
うぅ....いった~
ここどこ?ゆうかは?ももは?無事かな?どこにいるんだろう?
もしかして.......水羊羹の神様が怒った!?
そんなわけないよね。ゆうかでもないのに何考えてるんだろ。
ここはどこなのかな。ももたち無事かな?知らないところだし怖いけど、勇気を出して探さなきゃ!
広い屋敷だな。この中に居るかな?いたらいいな。.....入るの?入っていいの?入ってはいけない気もする。でも手がかりはないし.....勇気を出せ!もか!やばくなったら逃げればいいよね!......いや、普通に犯罪者になっちゃうだけだし。逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!
とりあえず玄関見つけたし、入ろう。
「(ボソッ)お邪魔しまーす」
小さい声だったけどちゃんと言ったから、まあいいよね!よくないけど。
たくさんの部屋があるな。廊下も長い。
『人間が』
『こんなところに』
『何でいるの?』
うわっ今声が聞こえた!でも回りには誰もいない。気のせいか~。よかった。幽霊かと思った。
『あなたも博霊の巫女と』
『同じく』
『空飛べるの?』
疲れてるのかな、憑かれてるのかな、どっちなんだろ。
また声が聞こえた。本当に空耳?
『とりついていい?』
『食べていい?』
『呪っていい?』
「いいわけあるかー!」
はっ つい、大声を出してしまった!不覚。
っていってる場合じゃない!
幽霊~!幽霊がいる~!ホントに存在してた!(;゜∇゜)逃げよう!
C=C=\(;・_・)/逃走中
C=C=(誰?)/C=(|| ゜Д゜)
上から誰かが乗ってきた。(落ちてきた?)もしかして呪い!?
イヤだぁ~!離せ~!(心の中で)
とりあえずじたばた動けばなんとかなるかも!
「逃がしません!」
やっぱり無理でした!|\(^o^)/(オワタ)
「誰ですか!あなたは!いつ入ってきたんですか?」
あれ?幽霊なのに触れられる?いや、この人は人間なんだろう。
きっと追い出されるだろう。まだももとゆうか見つけてないから出る気無いけど。
「そんなの知りません!気づけばここの庭の桜の木の前に居たんです。追い出すならせめてその前に友達を探させてください!」
「他にも居るんですか?それなら私たちが探すのでここでおとなしく待っていてください。」
そういって、私から降りたその人は、私を木にくくりつけた。
「あのー、えっと、これは.....」
「そのまま待っててくださいね!」
あっ!.....行ってしまった。どうしようこれ。このまま捕まってた方がいいかな?おとなしく待つのはいいけどくくりつけられてるとなぁ。落ち着かない。
う~…むにゃむにゃ…
「えび!?」
うわ!寝ぼけて大声で変なこと叫んじゃった!
「きゃあ!…あ、起きた?」
へ?あれ?いつのまに私布団に?
目の前にはうすいピンクの髪と水色の、かわいいフリルが付いている服を着た女の人がいた。頭には@マークに似ている絵がついているドアノブのカバーみたいな帽子を被っている。本当にドアノブのカバーにそっくりだ。
「私は西行寺幽々子ってゆうの。あなたが木にくくりつけられていたから連れてきたんだけど…はい、鏡。ごめんね~ついやっちゃた♪」
何をやったのだろうと思い鏡を見たら、顔に落書きされていた。
「..........洗ったら落ちますか?」
「ごめんなさいね。それうっかり油性でかいちゃったのよ。」
えぇーーーーー(・。・;ずっとこのままでいろと言うの.....
ドダドダ ドダドダ ドダドダ
ガラッ
「幽々子様!庭で捕まえておいた不審な者がいなくな...」
「あ、妖夢~お腹すいたからそろそろご飯つくって!」
あ!私を木にくくりつけた人だ!....よく見るとまわりに幽霊が(´д⊂)‥幽霊が(´д⊂)‥
「ぎゃーーーーー!ゆーれーーーーーー!?」
「あーー!!こんなところに居たんですね!もう逃げられませんよ!友達もいるとか言って嘘をついて逃げるなんてずる賢いやつ....覚悟!」
「ひゃあ!」
幽霊がいきなり斬りかかってきた~!(;゜∇゜)
「頑張ってね二人とも♪私はもうちょっとだけお腹すいたの我慢するから。」
ええぇ~他人事か!助けて欲しいよー(T▽T)うわわぁぁぁぁぁ!あぶなっ
「はい!もうすぐ終わらせます!」
「うええぇぇぇぇ~!無理でしょこんな人?と戦うなんて.....そもそも武器ないし!どうすればいいの~!」
近くに武器は........ない!
相手の刀を奪う?.....ももじゃないんだから無理!
助けを.........呼べない!
万事休すって所か......死にたくない~!
そう考えている間にも幽霊の刀が私の頬を掠める、うわーなんか血が出てそうだ。確かめたらきっと倒れちゃうだろうな。
私は願った。二人が来てくれたらなぁ…と
「もも!.....ゆうか!......」
そのとき、誰かが私の前に現れた。
もかは顔文字多めなキャラで覚えてください。
今誰に助けさせようか迷ってます。
誰がいいかなぁ~




