ゆうかの能力
あまり話は進んでいません。
まだ家から出るのには時間かかりそうです。
今回はタイトル通り?ゆうかの能力の説明です。
話は朝ごはんの時にすることになった。冷める前に食べなければ美味しくなくなってしまう。
「あなたは食べられるの?」
アリスさんはあかずきんに聞いてみた。私も気になってた。
「食べることも出来るけど食べなくても大丈夫だ。酒はそこそこ酔うが。まあ、宴会の時には呼んでほしいな。賑やかなのは好きだし。」
「いえ、すぐ博霊神社行くし、宴会に参加することはないと思うわよ?」
博霊神社?名前からして幽霊がいるとか?
「博霊神社ってどんな所なんですか?」
「博霊の巫女がいる神社よ。あなたをもとの世界に戻すことの出来る人間。あなたを連れてきた犯人も居るかもね。」
あれって犯人居たんだ....違う世界に連れていけるなんてどんな人なんだろう?あれ?もしかして、わたし帰らされる?まだやらなきゃいけないことあるのに!
「ご主人さまはまだ帰らないよ。だから宴会も一回は参加できるだろ」
あかずきんナイス!わたしは言えないからなぁ。こういうことには業に入っては業に従えって感じで。
「何をいってるのよ、あまり長くここにいるといつか喰われるわよ。観光はだめ。諦めなさい。あかずきんも主人の身の安全第一にしなさいよ...」
アリスさんは呆れたように言う。だが、あかずきんは、
「だから帰らないんだよ。ご主人さまは三人で来たんだよ。他の二人を探して帰らなければいけないんだ!」
そうだけどなんであかずきんは知ってるんだろう?教えて無いのに。心が繋がってるとか?
「ちなみに、僕はご主人さまが僕を召喚したときの記憶があるんだ。ここへ来たときのことも知ってる」
「なるほど」
そーゆーことか。
「三人で来た?じゃあ他の二人はどこに行ったの?」
「分かりません。気がつけば一人で森で倒れてました」
「そう.....とりあえず、他の二人は私達が探してそっちの世界に送ってもらうから、あなたは帰りなさい」
一人で帰る?一人で帰ってどうしていろと。たった一人で二人をただ待っているだけなんていやだ。
「いやです。三人で帰ります!」
「そう....わかったわ。それなら、この世界のルールを説明しとくわ。一応、今日は博霊神社に行ってあなたと二人のことを博霊の巫女に教えるわ。今日の予定はそれだけでいいわよね」
私の気持ち伝わってよかった~
結局博霊神社行くんだ。博霊の巫女ってどんな人かな♪楽しみ!
とりあえず、説明をしっかり聞いておこう。死ぬかもしれないことだし。
以外とわたしって勇気あるなー
だって死ぬかもしれないのにここに残ろうとしてるんだもん。ここの人と違って能力無いのに。でもあかずきんは出せるからもしかしたら?能力あるかも?聞いてみよう。
「わたしって能力ありますか?」
「いきなりね....う~ん、他のキャラクターは出せる?」
いきなりすぎたか。でも分かってるアリスさんすごいなー
違うキャラクター?そういえばあかずきんもどうやって出したんだろ?
「あかずきん、どうやって出せばいい?」
「僕を呼び出した時みたいに他の本......これとかどう?」
あかずきんは白雪姫を拾った。
「これに僕のときと同じように命令するんだ。」
「わかった!『われの前に現れろ!』」
ボンッ
「おはようございます。ご用はなんでしょうか。」
青と黄色で出来たワンピースを着ていて、頭に赤いリボンを着けている女の人が現れた。
あかずきんとは違う感じの人だ。
赤ずきんは包丁持ってて怖いけど、白雪姫さんなら大丈夫そう。
「誰か毒殺したい方がいらっしゃるのですか?」
訂正。
すごく怖いことを言っている。あかずきんのかごの中に包丁があったのを見つけたときに似ている。
「そこの人、このリンゴ食べませんか?」
そういって、白雪姫はアリスさんにリンゴを渡そうとしたが、
「ありがとう。美味しそうなリンゴね。」
と、言ったとき落としてしまった。
じゅじゅわぁぁぁぁぁ
それはそれはいい音をたてて床を溶かした。
「「「・・・」」」
「ちっ、ばれたか」
危なかった~
床下にはねずみの死体が転がっていた。
白雪姫にしてみました。
メイドのようなタイプです。
白雪姫といえば毒リンゴということでこの流れが出来ました。
ねずみの死体は深い意味はありません。




