新しい弓を試そうとしたら……
じつは最近、男女比を2:2くらいにしようとしていたのにオリジナルキャラが男多い事と、東方二次創作だけど東方キャラ登場少ない気がしたんです。
どうなのでしょうか?
とりあえず、この物語の終わりは近いような、まだ遠いようなで、未定です。
亀のような更新ですが、読者の皆様ありがとうございますです。
もか視点です。
やっほー!
みんなのアイドル、
もかちゃんだよー!キラッ ミ☆
とか言う挨拶をしてみた。
ももと春彦くんと三人で香霧堂に到着。
え?春彦くん?
新しい狛犬の男の子だよ?
真っ白でふさふさな毛並みをもつ犬!
普段は人の形だけど。
惜しい。
取り敢えず私たちを手伝ってくれるみたい。
香霖堂に入ったら店主のこーりんさんが出迎えてくれた。
「やあ、よく来たね。はい、これが君の弓。この弓は……ペラペラ……」
こーりんさんは解説を始めた。
ながい。早く終わって。
「とにかく、試し射ちしてみるかい?」
私の視線に気づいて話を切り上げてくれた。
「はい!(*^▽^*)」
もちろん!
「僕が的になるよ!避けるの得意だから!」
春彦くんがそう言ってくれたから遠慮なく射つ。
「orz」
「勇者よ、死んでしまうとは情けない。( ´,_ゝ`)」
「犯人はもか(血文字)……バタッ」
「ハルヒコー!!!(棒)」
「何やってんだぜ?」
春彦くんは死んだ……なぜだ。
「死んでないからね!?僕生きてるからね!?」
「墓はあの丘の上に建てよう。( ・∇・)」
「わたしの~お墓の~まーえでーってやつだろ?」
「なかないでください~」
「死んでないってば!」
「茶番は終わりだ、諸君。そろそろ春彦くん助けてあげよう(^^;」
瓦礫の下に埋まっている春彦くんを助け出した。
私たちはとりあえずてきとうな方向に歩いて悪い妖怪で実験することにした。
「久しぶりだが順調か?」
「外来人集めなら順調です。」
魔理沙は閻魔様の他に地底にも行ったみたい。
仕事が終わって戻ってきたら私たちに会ったらしい。
「そこの犬はお前たちの連れか?」
「仲間みたいなものです。暇潰しに協力しようと思いました。」
春彦くんは犬姿で私に抱き抱えられながら答えた。
さっきので疲れてしまったらしい。
「ふーん。……なあ、なんか煙たくないか?」
煙たい?
う~ん、焼きいも食べたい。
「なんだか、向こうの方が赤く……てゆーか燃えてる!?」
もも!?燃えてる!?どこ!?
あ!燃えてる。
火事だー!
「あそこには私の家があるんだぜ。」
「なら早く水をとってこなきゃ!」
「しばらく湖や川は無いぜ。」
「なんで落ち着いているんですか!?」
「あの中にはパチュリーから借りた本があるぜ……貴重なキノコもたくさん……ハァ…」
うわぁ借り物燃やした……
「おかしいなぁ。これで焚き火がつくと思ったんだけど……森が燃えちゃったかぁ。」
どこかから女の子の声がする。
「火消すのも面倒だし、このままでもいいかなぁ。」
火をつけた犯人かもしれない。
「この魔導書の通りにしたらいいはずなんだけどなぁ。必要な素材なしでやったからかな?」
「魔導書!?それは私のだぜ!」
「誰?コスプレ?まあどーでもいいけど。」
聞き覚えのある声と魔理沙が争っている。
確か………なつめって子だったとおもう。
私たちのクラスメートだけど全然話したことのない女の子。
人付き合いが苦手みたいで、めんどくさがり。
のんびりしてるし話すのもゆっくりだけどたまに人を怒らせるような事を言う。
「ああ、あの子まだこの辺にいたんだ。紅魔館に行きなさいって言ったんだけどねぇ。」
「あ、パソコンの使い方がわからない時代遅れの人だ。また会ったね。」
「……時代遅れかなぁ…僕。」
香霖堂の店主さんは落ち込んだ。
「なつめさん、ここは異世界です。帰ることは出来ます。紅魔館で待っているだけです。紅魔館に行ってください。( ̄ー ̄)」
「え~?てか、あなた誰?」
「なつめ、クラスメートの顔ぐらい覚えといて。あと私たちクラスメート2年目だよね?」
ももは呆れながら言った。
「あー、そうだっけ?ごーめんごめん。あんまり興味ないことは忘れちゃうんだ。」
「覚えるのが面倒だから?」
「よくわかってるね~。ところで君達さっき異世界とか言ってた?ってことはこれ魔導書?たまに見かける化け物もモンスターってやつ?あ、ほら、あそこに~」
なつめさんは木の影に隠れているゴブリンを指指した。
へー、幻想郷ってファンタジーの化け物もいるんだ。てっきり妖怪だけだと思ってた。
「は、初めて見たぜこんなやつ。何だ?小人………より大きいから違うか?」
「僕も今まで長く生きていたけれどこんな生き物初めて見たな。進化してできたものか外の世界から来たのか……」
ここの住人の店主さんでも知らないモンスター?
外から来た?
ファンタジーの化け物。
ああ、なるほど。
今結構結界ヤバイのかも。融合しかけてしまってるのだろう。
これは急がなければ。
早くゆうかを見つけなければ。
問題を起こす前に。
トラブルメーカーを発揮する前に。
「あのゴブリン……涎を垂らしながら近づいてくる…気持ち悪っ!」
ももは口許を押さえてゴブリンから目をそらした。
吐くなよ、我慢してね!もらいげろしちゃうから!
ゴブリンは木の棍棒を持っている。
だがたぶん雑魚だろう。
しかし、雑魚でも入れるくらい結界が薄くなってしまっているのだろう。
本当早くこの異変を解決しなければ!
たしか、ファンタジーの世界のお偉いさんがこっちに迷いこんで、その人を連れ帰ろうとしているファンタジーの世界の人が結界に攻撃してるんだったよね。
と、いうことは。
お偉いさんを探して連れ帰る事を優先するべきなんだろう。
だが!
ゆうかを放っておくのも怖い。
色々な意味で。
そもそも、お偉いさんの特徴とかが分かればいいのに。
「も、も、も、もか!ご、ゴブリンが!気持ち悪い……」
ももは青い顔になっている。
辛うじて指を指している方向にはゴブリンと……なつめさん。
「ちょ!なつめさん何やってんの!?Σ(゜Д゜)危ない!食べられるよ!?(><)」
「大丈夫~。ちょっと近づくだけ。」
大丈夫じゃない!
近い!たった1mしか間がない!
「がぁぁ!」
「「わーーー!Σ( ̄ロ ̄lll)」」
「おお?」
叫ぶ私たちとよくわかってなさそうななつめさん。そしてとびかかってきたゴブリン。
なつめさんが食べられそうな状態。
今からここからでは間に合わない。
私の能力の蝶も飛ばせないし、ももの足の早さも無理。魔法を撃ったらなつめさんにも当たる。店主さんは非力。春彦くんは疲れきっている。
絶望的な状況。
こんなときに奴は来る。
「「やっほー!」」
「みんなのアイドル、たっちゃんと!」
「ゆうかだよ!」
キラッ ミ☆
キメポーズ付き。
ゴブリンは白雪姫が口に毒リンゴを詰め込んであかずきんが遠くに蹴飛ばした。ナイスコンビ。
「ってたっちゃん何させんのさ!つい乗っちゃったけど!黒歴史になるよ!」
「えー?楽しいけどな~。それはそうと、さっきのゴブリン、なんでいるの?」
「さぁ?もともといるんじゃない?」
「いないはずだよ。ここは妖怪の世界だよね?」
「そうだけど、吸血鬼もいるし……」
ゆうかはう~ん、と考え込んだ。
「ねえ!ねえねえ!今のあかずきん!?白雪姫!?」
なつめさんがゆうかに食いついた!
なつめさんが豹変した!
「!?」
いきなりで驚いて、勢いにビックリして、何も言えなくなるゆうか。
それをみてたっちゃんが
「(ボソッ)なるほど、ああやっていきおいつけて言えば相手は気後れしてああなるのか。やっぱり民に混じるのは勉強になるなぁ。まあ、もう王子なんかに戻る気はないけど。」
と、呟いたことに気づいた者はいない。
次はゆうか視点の予定です。




