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コレは俺の真実の物語だッ  作者: 鴉野 兄貴
よっつめ 第三の男

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簒奪王

「うーん。うーん」

じろじろとハルカナルの周囲を巡るミオ。


 踏みつけられた草が青い香りを放つ。

俺とレイは適当に食えそうな草を取り、地面に埋めて蒸し焼き中。


「条件付。合格かな」どんだけ面食いなんだよ。この女。変態の癖に生意気だ。

「レイほどの美形ってそうそういないもんねぇ。我慢しないと」

むしろ女より綺麗だ。この変態女じゃないが変な趣味に目覚めかねない程度はある。


「それに」ミオは楽しそうに呟く。

「3Pって最高に萌えるよね」「……」「……」「……」


「美しいレイを獣の情欲任せに襲いかかる二人のケダモノ」「おい」「こら」

バラ色の妄想に埋没している変態女を見ながらハルカナルはぼやいた。


「この変態。なんとかしろ」俺が言いたいです。



「で。どうする。やっぱり送り返すか」「それしかないだろ」

「やだああああ。真実の愛も大切だけど、あんな女にレイをやる気はない~! コイツは私の玩具だし~! 」


「あんなこと言ってますぜ。変態女が」「だから変態女と言わないでくれと」他になんといえと。

そういうとレイは苦笑い。「変態中の変態女かなぁ」「ひど~! 」地味に不満がたまってるんだな。お前。


「となると」「だな」


 三人は俺に視線を集めて呟いた。

「やっぱ。国王って、外交も重要な仕事だと思うんだ」



 後日。俺の国から送り届けられた『貢物』をあけた女。女王は目を開いた。

「歓迎しますわ。隣の国の簒奪王」「ど。どうも」


王自らのくんずほぐれつのバトルをする羽目になり、なんとか戦争は回避された。らしい。

ハルカナル。お前は俺が帰ってきたら死刑だ。

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