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コレは俺の真実の物語だッ  作者: 鴉野 兄貴
よっつめ 第三の男

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第三の男

「隣の国が攻めてきたと」「ええ」

カゲロウの酷薄な笑みを受け流しながら俺は情報を整理している。

だんだんコイツの扱いに俺も慣れてきた。これはこれで可愛いところがある。


「で、其の国は『男』がいると」「其の通り。『レイ』という男を持つらしいがコレが厄介でな」はぁ。

「恐ろしく強い。雷を放ち、影に隠れ、強靭な行動力を持つ」「ほとんど暗殺者といっていいな」

厄介だな。でも。雷を放つってなんだ?


「知らん。轟音と共に見えない雷を放ち、狙われた者は死ぬ。それ以上のことは解らん」

「解らないのか。カゲロウでも解らないのか」「くっ」

顔を赤くして歯を食いしばるカゲロウだが。「次までには調べてくるッ 」本当に可愛いところも。ある。理解したくない可愛さだが。


「ユウガオ。どう思う」

正直、牢から出したくないヤツだが。

「『男』は厄介な魔物だ」ユウガオは苦笑い。


「『レイ』は特定の『人』を守るために戦うらしい」ふむ?

「意味が解らんのだが」「レイは常に『ミオ』という人と共に行動する」ふむ。

「『ミオ』はこの国に興味があるらしい」「ふむ」「もっと言うとお前たちだ」「はぁ」


 バカみたいだろ。これでも王と王族の会話なんだぜ。

ユウガオたちが言うにはバカに合わせているらしい。泣けてくるだろ。


「結論」「ミオとレイを確保。かの国に送り返せば戦乱は起きないであろう」はあ。

「ミオはレイをつれてこの国にやってきたのだ」うん。

「レイを奪回するべく、奴らは攻めてきた次第」大迷惑だ。


「そのバカどもをつれてこい」

折角奴隷制度を無くそうと努力しているのに、他国と戦争なんてやってられない。速攻送り返す。

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