4つめ
その日の夜は長かった。
4つめ
実は・・・君に了承をもらいにきたんだ
何をだ?
リュアンはマリアさんと喧嘩したんだよね?
なぜそれを・・・いやそうか
わかってくれてなによりだよ
こいつはすべてを知っていたんだ。喧嘩をしていたことをマリアが話してもおかしくない。
でも、私の盗み聞きも知っていたんだ。だからあのとき結婚の話をしたんだ。
私が連れ戻しに行かないように。
・・・・・・・
マリアさんはすばらしい人だ。あれだけの美貌を秘めていながら、決して傲慢でもなく、おしとやかで誰に対しても常に笑っている。でも君は・・・
顔に出ていたさわやかさは消え、冷たい顔になった。そう、私を恨むがごとく。
君はそんな彼女を大事にしなかった!
初めて聞いたかもしれない。ルマールが叫んだところを。
そして、ふと思ってしまった。やつなら・・・
ルマールならマリアをまかせることができるかもしれない。
・・・・・・・・
またしても黙ってしまった。私はどうしたらいいんだ?
その沈黙はOKと受け取っていいんだね?
大丈夫。心配しないで。必ず幸せにするから。
そうか
ああ。夜に再度プロポーズをするつもりだよ。赤いカーネーションと共に。
もう・・もう出て行ってくれ
わかった。また会う機会があれば会おう
そう言って、去っていった。
今の私はどんな顔をしているのだろうか。
視界もなにかぼやけて、よくわからない。
頬に何かがすべり落ちる。
そうか。
私は泣いていたのか。
結婚してそろそろ5年になるはずだったのだが・・・
もう終わりなのだろうか?
最後に一言・・・あやまりたかった。
~続く~
少なめの文字数で申し訳ありません。
でも、この部分で切るのが妥当だと考えました。
次を楽しみにしていてください。




