3つめ
特に行くあてもないので帰宅することにした。
3つめ
帰宅途中、もしマリアが帰ってきたときのため花を買うことにした。
フラワーショップ「レイジ」
マリアがよく行く店だ。ここでよく白いエリカを買ったもんだ。
あら、リュアンさん
こんにちわ
今日は一人?
ええ、そうなんです
さっきねルマールさんが黄色のダリアを買っていったのよ
そうなんですか
あいつはなぜここに?
今日も白のエリカを買うの?
おねがいします
10本ほどくるみ始めた。
あいかわらずきれいだな。
ありがとうございました
お金を払い店をで、家に向かった。
私は足がはかどった。
ただいま
返事はない。部屋にいるのだろうか。
とにかくマリアの部屋に行った。
あ!
中の日常品はほとんど消え、殺風景な光景が広がった。
私は驚きのあまり花を落としてしまった。
すぐ拾い上げる。
なぜ?いったいどうして?
ん?
ふいに甘い香りがした。
マリアの化粧台の上にはラベンダーの花が飾ってあった。
私はその花瓶にエリカを何本かさした。
マリア、帰ってきてくれ
そんなつぶやきも窓から吹く風によってかきけされ、虚しさだけ
が残った。
午後も絵の修復に専念した。
新しいものを描こうと思った。でもダメなんだ。
あの絵じゃないと。
そんな感じだった。今の私は。
結局、マリアは夜になっても帰ってこなかった。
なにをやってるんだ。私は
絵もまったくなおらずただ時間が過ぎただけだった。
晩ごはんは自分で作った。
おいしくない。
私が料理がヘタなのもあるが、作ったものを一緒にわかちあう人がいない。
マリアは私が初めて描いた下手な絵も
上手だね。雰囲気出てるよ
と褒めてくれた。
うれしくて、楽しくて、そしてマリアに喜んでほしくて、転職してまでもただ絵を描き続けた。
でも・・・今は・・・?
ああ、わからない。どうしたらいいのだ?
絵が売れないときもそばにいてくれたマリアは今、何を望んでいる?
やぁ、リュアン
!?
いきなり呼びかけられた。
驚いたが、冷静を保ちつつ後ろを向くと、
ルマールがいた。
どこから入ってきたんだ?
玄関が開いていたのでかってに入らせてもらったよ
そうか・・・それでここに、いや私になんのようだ?
ああ、実はね・・・
やつの口から驚くべき言葉が発せられた。
~続く~
ほんと、感想くれるとうれしいです




