表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

2つめ

あいかわらず片付いた部屋だ。


2つめ



これだけ荷物を置いてるんだ。そのうち戻ってくるだろう。

そう思った。

床にたたきつけた絵がなおらないだろうか?

ところどころに折り目が付き下書きがこすれて何がなにか分からない状態だった。


午前中はその絵をいじりたおし、昼はちゃんとしたものが食べたいのでどこかのレストランに向かった。


財布を見た。最近使ってない。

というわけで少し高そうなところに入った。


な!?


ルマールとマリアがいた。なぜだ?

少し遠めの席に座り、聞き耳をたてた。


本当にすみません


いえいえ、いいんですよ。マリアさんなら


しばらくしたら帰らせていただくので


・・・マリアさん。そのことについて大事な話があるんですが。


なんですか?


その・・既婚者きこんしゃにこんなことを言うのは申し訳ないのですが・・・

僕と結婚してくれませんか?


やつは何を言っている。俺がいないからって。

昨日の嫉妬がぶりかえしてきた。


でも、私にはリュアンさんが・・・


ええ。わかってます。でもうまくいってないのでしょう?

前向きに考えてもらってくれるとうれしいです


そう言ってまた食事を始めた。

うまくいってない?どこが?たった1回いざこざがあっただけじゃないか。

私も注文をしてアイスコーヒーをすすりながら料理を待った。



では行きましょうか


ええ


2人は立ち上がり出口に向かった。

私も行きそうになったが料理がくることを思い出した。

落ち着かない。

足をしきりに動かし、人指し指のタンタンと音をたてる動作が止まらなかった。


よ。リュアン


ん?おおマネじゃないか


突然の呼びかけに少々戸惑った。

彼はマネ。私の大親友であり、のちの歴史に名を残すであろう画家だった。


さっき出て行ったのはリュアンの嫁さんじゃないのか?


あ・・ああ。そうだ


なぜ、別の男といるんだ?それになぜ君は一人なんだ?


あまり・・話したくなかったが、彼は私を馬鹿にしたり言いふらしたりしないだろう。


実はな・・・


とりあえずあったことを全て話した。


というわけなんだ


そうか。まぁここらへんではマリアさんは男子からも女子からもあこがれの的だからなぁ


・・・・・・・・・・


それでどうするんだ?


待つ。マリアを待つ


そうか。帰ってくるといいな


すまない


何をあやまっている。俺は話を聞いただけだぞ


そうだな。ありがとう


2人で食事をした。


じゃあ、俺はこれで


ああ。またな


彼はレストランを出た。

さて、私も・・・あ。

マネからお金を受け取ってない。

おごったことにになるな。

財布が軽くなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ