第一話・大日本帝国、異世界への始まり。
【1973年 4月4日 北海道 東千歳 11時14分 防御演習二日目】
演習中の陸軍第7師団、第五戦車連隊は防衛訓練中、舗装された下り道を発見。
11時56分
正体不明のため、第7師団本部に報告。
12時37分
状況中止
12時41分
第五方面軍本部に報告。以降、指揮は第5方面軍参謀本部が取ることとなる。
12時46分
陸軍省に報告。
12時58分
第5方面軍参謀長、宮本一中将の命令により先遣隊の派遣を決定。
14時00分
第一先遣隊が出発。
二八式戦車 1両 二三式装甲戦闘車 1両 輸送トラック2台 機動自動車1台
14時04分
第一先遣隊からの無線通信が途絶える。
14時07分
第一先遣隊帰還。ある程度の場所で無線通信が不可能となる。
14時35分
同第一先遣隊を有線無線に切り替え派遣。通信成功。
14時50分
報告が入る。
内容
・丘の上に出た。辺り一面草原が広がっている。敵影と思えるものなし。
15時18分
第二先遣隊を送ることを決定。
輸送トラック5台 機動自動車3台 有線通信敷設車1台
15時26分
陸軍省から内閣に報告。
15時45分
国務大臣が緊急招集。
16時41分
現在
緊急作成資料1
テーブルの中央に座っている男の体が小刻みに揺れている。
「報告が遅すぎる!!」声を荒げたのは64代内閣総理大臣 田中角栄。
「そもそも異空間につながる道とはなんだ?」
「情報は陸軍だけが把握しております。繰り返し情報を共有するよう連絡をしているのですが、『順次連絡する』と一点張りでして」官僚の一人が困った顔で言う。
「現地に官僚を数名送らせろ。送らせたもの者から直接情報を得よう。」
すると先ほどと同じ官僚が又手を挙げた。
「それも試みたのですが第7師団参謀本部には機密情報保護を理由に入室を禁止されました。現場に直接行こうとしましたが『陸軍の所有する演習地に無許可で侵入させることはできない』と門前払いされました」
「はぁ、、、呆れて何も言えん。陸軍省にこう伝えろ『報告は可能になったらされたし』っと。
それと陸軍に送っている内偵に重要な報告があった場合は送るようにと言っておけ」
「内閣が軍を制御できんとは、、、なんとも情けない」
田中は呟くように言う。
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この世界は




