第9話 準決勝、運命の最終テーブル
全国市区町村カードバトル!
第9話 準決勝、運命の最終テーブル
会場はこれまでにない熱気に包まれていた。
ベスト8を突破した4人が、ついに同じテーブルに集う。巨大スクリーンには「準決勝 最終テーブル」と大々的に表示され、実況の声が響き渡る。誠一はテーブルに座り、深く息を吸った。対戦相手は――
・祐奈 ピンク髪のツンデレ幼なじみ。委員長で成績優秀。誠一のことをいつも気にかけている。
・綾斗 緑髪のクールライバル。策士で重要な局面で鋭い読みを見せるイケメン。
・明日奈 紫髪黒ストのクール美人。猫好きのギャップ持ち。「誠一……ここで当たるなんて、運命ね」祐奈が少し頰を赤らめながら、ツンとした視線を送る。綾斗は静かに微笑むだけ。「……負けない」明日奈はクールに座り、「……全員強いわね。油断できない」観客席は満員。琴美が「お兄ちゃん! 祐奈お姉ちゃん! がんばってー!」と大声で応援。瀬奈が「誠一! 負けるなよ!」と拳を振り、先生はニコニコしながら拍手している。
『準決勝 最終テーブル 開始! 初手5枚ドロー!』
誠一の手札:
・浜松市(1557km²)
・北見市(1427km²)
・一関市(1253km²)
・藤沢市(69km²)
・那覇市(39km²)
「小さいのが2つもある……でも浜松と北見市がある。温存と誘いをうまく使おう」
『第1ラウンド オープン!』
誠一 → 那覇市(39km²)
祐奈 → 北見市(1427km²)
綾斗 → 高山市(2177km²)
明日奈 → 岐阜市(2031km²)
綾斗が初手で攻める「ポイント、綾斗選手!」綾斗は無表情で頷くだけ。
スコア:誠一0 祐奈0 綾斗1 明日奈0
追加ドロー。誠一は富山市(1241km²)を引く。
『第2ラウンド オープン!』
誠一 → 藤沢市(69km²)
祐奈 → 浜松市(1557km²)
綾斗 → 静岡市(1411km²)
明日奈 → 日光市(1449km²)
祐奈の浜松市が最大。「ポイント、祐奈選手!」祐奈「ふん……当然よ」
スコア:誠一0 祐奈1 綾斗1 明日奈0
『第3ラウンド オープン!』
誠一 → 北見市(1427km²)
祐奈 → 長野市(834km²)
綾斗 → 松山市(429km²)
那覇市(39km²)
明日奈 → 富山市(1241km²)
誠一の北見市が最大。「ポイント、誠一選手!」
スコア:誠一1 祐奈1 綾斗1 明日奈0
観客席の祐奈応援団がざわつく。
『第4ラウンド オープン!』
誠一 → 一関市(1253km²)
祐奈 → 岡山市(790km²)
綾斗 → 岐阜市(2031km²)
明日奈 → 浜松市(1557km²)
祐奈の岐阜市が最大!「ポイント、祐奈選手!」祐奈は「予想通りだわ」と流す。
スコア:誠一1 祐奈1 綾斗2 明日奈0
会場がどよめく。追加ドロー後、最終ラウンド。
『第5ラウンド 最終ラウンド オープン!』
誠一 → 浜松市(1557km²) (最後の切り札)
祐奈 → 日光市(1449km²)
綾斗 → 熊本市(390km²) (強カード使い切り)
明日奈 → 静岡市(1411km²)
誠一の浜松市が最大!「ポイント、誠一選手!」 祐奈の日光市、明日奈の静岡市も上位だが、浜松がトップ。
最終ポイント: 誠一2 祐奈1 綾斗2 明日奈 0
誠一と祐奈が同率2位で決勝へ進む。綾斗と明日奈は惜敗。綾斗はクールながらも悔しそうに立ち上がり、誠一を見て。「……誠一が決勝か。でも、よくここまで来たもんだ」険しい顔ながらも、少し涙目。明日奈はクールに。「おめでとう、誠一。……次は決勝よ」祐奈は誠一に視線を向ける。「決勝は誠一となのね。……楽しみだわ」誠一はみんなに頭を下げた。「ありがとう! 祐奈、明日奈、綾斗……最高の試合だった!」カメラで最終テーブルの4人を撮影。祐奈は少し照れながらピース、明日奈はクールに、綾斗は無表情で。準決勝終了。
誠一と祐奈が決勝進出確定!観客席は大歓声。琴美が飛び跳ね、瀬奈が「おおおー!」と叫ぶ。誠一は空を見上げた。「県内1位……あと1つ」――次回、いよいよ最終決戦! 誠一vs祐奈 全国市区町村カードバトル三重県地区予選、頂点はどっちだ!?
(第9話 終わり)




