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澄泉 短編  作者: ココア*
4/5

決意

傷付けなかったら良いのか、あいつにとって俺が負担にならなければ、俺が隣にいれれば良い、もうそれで良い。


些細な嘘でも許せた、甘え下手なのが可愛かった。すぐに泣く所が可愛かった、それら全部乗り越えた今の泉も勿論良い、

強くなりやがって、俺置いて変わりやがって、ずりぃ奴だな。


何回でもやり直せるチャンスはあった、無視して進んだ、後ろを向いて突き放した、突き放された、挙げ句死の縁に立ってた泉を助けなかった。


来世なら幸せに出来る。これは言いきる、俺自身の自己満足の為だとしても、これは言える。


でも、俺に今の泉とまた幸せになる権利は無い。

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