登場人物紹介 その二
〜主要人物、続〜
・相川 みのる
光希の父親。光希とよく似た整った顔立ち。背が高く、細身。
一人称、「私」。
過去においては「僕」。
光希とは対照的に柔和な人柄。ふざけることもあるが、楓たちの前でだけ。光希のことを憂い、楓を気にかけている。
楓たちに戦い方を教えた張本人。
天宮家の道具として戦う。ランクはSオーバーで、現在の霊能力者の中で最強とされている。
『九神』の陰所属。
・佐藤 和宏
青波学園一年A組の担任。担当教科は実技。軽そうな見た目で、目立つ顔をしている。
一人称は、「僕」。
おそらく偽名。実力を隠しているようにも思える。謎の人物、としか言いようがない。
強いて言うならば、変人。
・天宮 桜
天宮楓の母で、天宮家の前当主。
その才能は天宮の中でも突出し、異端とまで言われた鬼才。
相川みのると同級生で幼なじみ。
・天宮 健吾
天宮家の現当主。
天宮桜の父で厳格な人柄だが、人をあくまで駒として扱う冷徹なに
天宮楓を天宮家に引き入れた。
・藤峰 良子
天宮家の使用人。
天宮楓の監視のため、孤児院で数年間保母をしていた。
〜青波学園の生徒たち〜
・霞浦 亜美
幻術の大家、霞浦家の御令嬢。
1年B組。
悪役令嬢顔。縦ロールの明るい茶色の髪。
性格もいわゆるお嬢様。自分の気持ちを素直に伝えられない。
ツンデレ。
強い人が好き。
A組に入れなかったことにコンプレックスを持っている。そのため、『無能』である天宮楓を敵視している。
…楓の実力を知った後の彼女は、天宮楓を付け回すただのストーカーにジョブチェンジした模様。
・桜木 カレン
イギリス人とのハーフ。
青い瞳。
気弱な少女のフリをして青波学園に潜入した刺客。英国の魔術結社『ベガ』の暗殺者として育てられた。
今ではすっかり霞浦亜美に仕える護衛。
亜美様に近づく人間は殺す。
亜美様至上主義。
・天宮 清治
天宮の名を持つ生徒会長。
3年A組。
天宮としての能力は『重力操作』。
ランクは最高のSランクで、相川みのるに武術を教わった。
プライドが高く、イヤミな奴。
協調性がない。
が、頭も実力もある強いリーダー気質。
天宮楓が気に入らない。
・神林 空
神林涼の兄で、副会長。
3年A組。
温和な人柄で、神林として優秀な実力を持つ。動物を操ることにかけては神林家随一。
弟、涼を気にかけている。
実力的にはギリギリAランク。対人戦闘は得意ではなく、どちらかというと偵察やサポート向き。
・春日井 舞奈
荒木家の分家第一位、春日井家の娘。
3年A組。
底無しに明るいが、空気が読めないことがある。芦屋慧と幼なじみで恋人同士。
実力は確かで、風紀委員会の委員長を務める。
ランクはA。
・芦屋 慧
3年A組。風紀委員会の副委員長。
気配りができる先輩気質。
芦屋家は十本家には入っていないものの、本家の一つ。
得意術式は、対魔の術式。芦屋家は陰陽道に縁があり、祓魔師のような術式を得意とする。
ギリギリAランク。
対人戦闘は苦手だが、対魔獣となると無類の強さを発揮する。しかし、対魔術式は霊力の消耗が激しいため、長期戦には不向き。
春日井舞奈とは恋人同士だが、本家と婚姻したい芦屋本家には良く思われていない。
・如月 唯斗
2年A組。生徒会役員。
Aランク。
十本家の一つで、呪詛を扱う術式を得意とする如月家の息子。
ちなみに、荒木家とは因縁があり、仲があまりよろしくない。
次期生徒会長に指名されている。
・水源 美鈴
1年A組。
オドオドとした気弱な少女。
だが、ツッコミはしっかりする。
十本家の一つ、水源家の娘。
得意とするのは、水を扱う術式。
・天童 湊
1年A組。
下田木葉の信仰者。
好きすぎて崇めている。
……そして告白して見事、玉砕を遂げた。
よくよく考えると、奇人変人だらけです。