女王陛下の属性追加
異世界に転移した僕は、
慣例に則って、後ろ盾となってくれる女王陛下に謁見を賜ることとなった。
これからのことを考えると粗相があってはならない。
僕を先導してくれている近衛騎士に、女王陛下について尋ねてみる。
---謁見の間、扉前---
騎士「女王陛下は、幼くして王位を継承した立派な方だ」
(なるほど、ロリ女王だな)
騎士「金糸のような御髪は、我が国の至宝の1つにも数えられている」
(なるほど、金髪ロリ女王だな)
---謁見の間---
騎士「女王陛下、異世界の勇者をお連れいたしました」
(なるほど、ドリル金髪ロリ女王だな)
女王「そう緊張するでない。楽にするとよいのじゃ!」
(なるほど、ドリル金髪のじゃロリ女王だな)
女王「異世界からの勇者は、妾も200年ぶりに会うのじゃ」
(なるほど、ドリル金髪のじゃ合法ロリ女王だな)
女王「身重の体ゆえ、あとの案内は騎士団長に命じてある。困ったことは言うと良いのじゃ」
(なるほど、ドリル金髪のじゃ合法ロリ妊婦女王だな)
緊張のあまり声がでないと思われているようだが、そうじゃない。
女王陛下が属性過多すぎて声もでない。いくらなんでも、これは詰め込みすぎだろう?
まさか、まだ判明してない何かがあるんじゃないだろうな。
女王「それでは今後の活躍に期待しておる。頑張るのじゃぞ? おにいちゃん!」
(お、おにいちゃん!?!?!?!?!?)
勇者「これまでの流れで、その属性を追加するのは無理があるだろ!!!」