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ねむりちゃん創作シリーズ  作者: ねむり
16/17

私、魔族になりました②

王子「人類は口元がむにっとした娘が、もてはやされたりするだろう?」

孫娘「あー、アヒル口の子ね。」

王子「そう、それが実際にアヒルの嘴なのが我々だ。」

孫娘「ん???」

王子「我々は、お前たちに比べてそれくらい多様だという話だ。」


王子「多様であるが故、区別はあっても差別はない。」

孫娘「区別?」

王子「椅子1つをとっても、座りやすい形状が違うからな。」

孫娘「尻尾があると座りにくいとかありそうだもんね。」

王子「だから、座ろうとする者に合わせて形状が変化する。」


王子「本人の利便性のために違いを付けるのが区別。」

孫娘「じゃあ、差別は?」

王子「我々の場合、相手を尊重せずに貶めるような行為全般だな。」

孫娘「……。」

王子「文化や考え方の違いもある。別に理解は求めていない。」


王子「話を戻そう。我々にとって同種の基準は、子を成せるかだ。」

孫娘「ふぇっ!」

王子「驚くようなことでもあるまい?人間だって、そうだろう。」

孫娘「それは、そうかもだけど。」

王子「そして、泉に落ちた君のカラダは我々と子を成せる。」


あれだけ真面目そうな顔をしていた王子が、

じわじわと私に迫ってくる……どうしよう、これはピンチかも?

別にイヤとかじゃないんだよ?でもほら、あるじゃない!ムードとか色々!

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